日本の「ものづくり」の発展を物語る、様々な工業機器や家電製品。 時に「技術遺産」などと呼ばれる、そうした歴史資料に、私たちはもっと関心を寄せてもいいのではないか。 7月末、日本機械学会が、国産第1号の冷蔵庫や洗濯機、掃除機を機械遺産に認定した。国立科学博物館は、9月3日に未来技術遺産の最新の登録を発表し、肩掛け型携帯電話などを選んだ。登録を始めたのは2008年からだ。 未来技術遺産第1号の「初の家庭用VHSビデオデッキ」を取材したことがある。神奈川県横須賀市にある日本ビクターの工場には広々とした展示ホールが設けられていた。 関係者の篤志に頼りがちな「遺産」の保存管理 技術の発展過程で生まれた、歴史的に価値のある資料を後世に伝える、こうした取り組みは大切だ。「科学技術立国」「ものづくり立国」を標榜(ひょうぼう)する日本であればこそ、おろそかにはしたくない。 しかし、「遺産」の保存管理は所有者
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