ITproが2017年2月に実施した「残業に関する緊急アンケート」。たくさんの読者から回答をいただいた。今回はその中から、現場の窮状を訴えるコメントを紹介しよう。 経営層・管理職の理解不足への怒り 最も多かったのは、経営層や管理職、社内制度に対する現場の怒りだ。人員不足、業務量増、残業規制という三重苦に押しつぶされそうな現場の叫びと言っていい。 ・管理職は、残業を減らせ・有給を消化しろとは言うが、言うだけで何も対策を取らないため、現場にしわ寄せがくる。(IT企業、一般、40代) ・残業規制が厳しくなってもリソース追加の検討を経営側はしません。なぜかというと経費削減にこの残業規制が一役買っているからです。(その他、課長・主任、50代) 経営層や管理職への不満の原因は、現場の惨状の理解力不足があるようだ。特に顧客企業からの「納期順守」という制約の下、残業を無理強いされている状況を理解していない
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