えっ、あの東北大学が「ブラック企業」? そう意外がる声が各所から上がっている。 東北大学といえば「研究第一」を掲げる名門校だ。ところがよりにもよってその研究環境が問題視され、「ブラック企業大賞」の候補にノミネートされてしまった。 ベネッセ、東急ハンズなどと並びノミネート 「競争力の高い研究者が、抜群の研究環境で指導します」 「一人一人の研究者が競争力の高い研究に取り組んでいるため、国の研究費補助も大きくなり、研究環境が整備され、研究はさらに進展するという好循環になっています」 そんな華やかなうたい文句を載せるのは、東北大学が新入生向けに配布しているパンフレットだ。 東北大学は旧帝大時代から「研究第一」を学風とし、中でも理系分野ではノーベル化学賞学者・田中耕一さんらを輩出するなど、国際的にも名声が高い。 ところが2013年6月27日発表された「第2回ブラック企業大賞」では、東北大学は教育機関