アクアポニックスは、決して新しい概念ではなかった! アクアポニックスにつながる、古代から現代まで、1000年間の循環型農法の軌跡を振り返る 2016.10.23 江里祥和 江里祥和 魚と野菜の生産を組み合わせ、ひとつの統合システムにする農法「アクアポニックス」。きっと、みなさんの中にも「最近たまに噂を聞くようになった」「テレビや雑誌で見た!」という方がいるかもしれません。 一見、新しい農法のように見える「アクアポニックス」ですが、このアイデア、実は新しいものではありません。統合された水産養殖の先例としては、メキシコの「チナンパ」と呼ばれる農法や、アジアの一部に広がる水田システムが含まれ、古代から存在していました。 しかし、私たちはどのようにこれらの古代技術を知り、現代の(庭にも置けるサイズの)「バックヤードアクアポニックス」までたどり着いたのでしょうか? 今回は、その歴史を振り返ってみたい
![アクアポニックスは、決して新しい概念ではなかった! アクアポニックスにつながる、古代から現代まで、1000年間の循環型農法の軌跡を振り返る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/04ed31deb85b9fdd3fed174237a88b8b3f5fef7b/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fgreenz.jp%2Fmain%2Fwp-content%2Fuploads%2F2016%2F09%2Faqp_history_1-1.jpg)