友井 羊 (著) 集英社文庫 あらすじ高校生の菓奈は吃音があり、なるべく人前で喋ることを避けるようにしていた。 うまく話せない菓奈の話をじっと聞いてくれるクラスメイトの真雪君はお菓子作りが得意なスイーツ男子。 ある日、真雪が保健室の眠り姫こと篠田悠姫子に頼まれて作ったチョコレートが家庭科室から紛失。 チョコが消えた理由や状況を考え、ある真相にたどりいついた菓奈は、犯人を前につっかえながらもその推理を伝える。 謎を解いていくとともに、菓奈は大切なものを手に入れていく。 会話が苦手な女子高生が学校で起こった謎に挑むつっかえないように、と思うとどうしてもテンポが遅れ、焦って話せば吃音が出てしまう菓奈は、相手の反応が怖くてなるべく人と喋らないようにしています。 スイーツオタクの真雪は整った顔立ちで物腰も柔らかく、女子に人気があります。 ある日、スイーツ作りが得意な真雪が作ったチョコレートが紛失。