ブックマーク / nukobook.com (18)

  • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『共謀小説家』蛭田 亜紗子 (著) |

    『共謀小説家』蛭田 亜紗子 (著) 双葉文庫あらすじ男の世界であった明治時代の文壇。 十七歳の少女、宮島冬子は小説家になることを夢見て文学者・尾形柳後雄のもとで女中として働きながら執筆に励んでいた。 同じ屋敷に住む尾形の男弟子たちが次々と文壇デビューする中、家事をこなしつつのこともあり、書き進めることのできない冬子は焦りを感じる。 そんなある日、冬子は尾形から、作品を書き上げるために協力を求められるのだが…。 小説家を志す冬子の決意地元の知人から借りた一冊の。 それは尾形柳後雄の小説でした。 風雅な文章に陶然とし、話し言葉で描かれたなまなましい会話に胸を高鳴らせ、あっという間に物語の世界へ引き込まれた冬子。 いくつもの作品を読み、いつしか自分で小説を書いてみたい、と思うように。 尾形のもとで学びたいと考えましたが、女の弟子は取っていない、とのこと。 女中が辞めて困っているということで、は

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    matsumura-1-12-8 2024/08/08
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  • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『今度生まれたら』内館 牧子 (著) |

    ところが主人公はプライドが 高いの。ウォーキングやカメラなど 周囲から勧められても「年寄りくさい」 と乗り気になれずにいるわ。 『今度生まれたら』内館 牧子 (著) 講談社文庫あらすじ新聞記者から取材を受け、自分のコメントが夕刊に載った佐川夏江は、そこに記された己の年齢を目にしてショックを受ける。 同年代でもなお一線で活躍し続ける女性もいる中、自分の可能性を生かすことなく七十という取り返しのつかない年齢になってしまった。 「今度生まれたら」ふとつぶやき、夫の寝顔を眺める。 「この人とは結婚しない」。 これまでの生き様を振り返りつつ、少しでも人生をやり直そうと夏江はあがく。 残りの人生を現状のまま生きるのか団塊世代に生まれた夏江。 自分の意見を主張する女は嫌われる、という空気の中で育ちます。 先生から国立大学の受験を勧められるも、短大を受験し、就職。 同じ会社のエリート社員であった現夫・佐川

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    matsumura-1-12-8 2023/06/21
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  • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『自転しながら公転する』山本文緒 (著) |

    母親の介護かあ。一人娘となると 親の面倒を見ることになるのかな。 結婚を考えるとなると確かに収入面も 大事だよなあ。仕事もあるし、いろいろ 問題があって大変だ。 『自転しながら公転する』 山文緒 (著) 新潮文庫あらすじ母が重度の更年期障害となり、父とともに看病にあたるため、茨城の実家へと帰ってきた三十二歳の都。 地元のアウトレットモールのアパレルで、契約社員として働きながら同じモールの回転寿司店で寿司を握る三十歳の貫一と付き合いはじめる。 高卒の彼と契約社員の自分では結婚は見えず、職場は店長の勝手に振り回され上司にセクハラを受け、母の具合は回復したと思えばまた悪化していく。 結婚仕事、両親、そして自分自身。 どこも問題だらけで先の見えない不安に焦り、苛立ち、落ち込んだ後に都がたどりついた答えとは。 恋愛仕事、家族。次々と難題が現れて…。母の病院の送迎や家事を行うため、モール内のショ

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    matsumura-1-12-8 2023/03/14
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  • ひと目でわかる!イラストブックレビュー『スイーツレシピで謎解きを 推理が言えない少女と保健室の眠り姫』友井 羊 (著) |

    友井 羊 (著) 集英社文庫 あらすじ高校生の菓奈は吃音があり、なるべく人前で喋ることを避けるようにしていた。 うまく話せない菓奈の話をじっと聞いてくれるクラスメイトの真雪君はお菓子作りが得意なスイーツ男子。 ある日、真雪が保健室の眠り姫こと篠田悠姫子に頼まれて作ったチョコレートが家庭科室から紛失。 チョコが消えた理由や状況を考え、ある真相にたどりいついた菓奈は、犯人を前につっかえながらもその推理を伝える。 謎を解いていくとともに、菓奈は大切なものを手に入れていく。 会話が苦手な女子高生が学校で起こった謎に挑むつっかえないように、と思うとどうしてもテンポが遅れ、焦って話せば吃音が出てしまう菓奈は、相手の反応が怖くてなるべく人と喋らないようにしています。 スイーツオタクの真雪は整った顔立ちで物腰も柔らかく、女子に人気があります。 ある日、スイーツ作りが得意な真雪が作ったチョコレートが紛失。

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    matsumura-1-12-8 2023/03/06
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  • 騙された母親の復讐のためにあいつらが再び動き出す |

    『カエルの小指 a murder of crows カラスの親指』道尾秀介 (著)講談社文庫 あらすじ詐欺師稼業から足を洗い、持ち前の口の上手さを生かして実演販売士をしている武沢竹夫。 彼の仕事を何度も見にくる中学生・キョウは武沢に実演販売を教えて欲しい、と頼む。 特技として実演販売を身につけ、あるテレビ番組に出演し、賞金を手に入れたい。 キョウがお金を欲しがるのには驚くべき理由があった。 騙された母親の仇を討ちたい中学生・キョウ表情に乏しく、感情を表に出さない中学生・キョウは武沢に実演販売の技術を教えて欲しい、と頼みます。 キョウの母親は詐欺師に金を騙し取られました。 祖父母の会社の金も渡してしまったため、祖父母の会社は倒産。 母はショッピングモールの柵を乗り越え、飛び降りました。 母を騙した男を見つけ出したい。 探偵に頼むにはお金がいる。 だから賞金の出るテレビ番組に出演したい。 そう

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    matsumura-1-12-8 2022/04/08
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  • 天才ハッカーが廃れゆく日本伝統工芸を救う!? |

    『マネーの魔術師-ハッカー黒木の告白』 榎 憲男 (著)中公文庫 あらすじ和歌山県の熊野古道に現れた、世界を股にかける天才ハッカー黒木。 桐だんすを作る職人のもとで伝統工芸の研究をしている大学院生・柴田澪にある提案を持ちかけます。 驚くようなその提案内容に、黒木の意図がつかめずに戸惑う澪。 黒木が世界に向けた目論見とは何なのか。 金融資主義と廃れゆく伝統工芸が絡まり展開していく、怒涛のエンターテイメント小説。 天才ハッカー黒木が伝統工芸に向けた思惑とはその才能を認められ、CIAで働いた経験も持つ黒木。 ふらりと姿を見せ、仕事を終えるとまた別の国へと向かう暮らしぶり。 そんな黒木が熊野古道に現れ、桐だんすを作る職人の工房でスピーカーを発注した後、近くの空いている古民家に住みはじめます。 職人の家に足しげく通い、伝統工芸の研究をしているという澪と出会い、二人は酒を酌み交わしながら廃れゆく伝

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    matsumura-1-12-8 2022/04/06
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  • マンション老朽化問題で噴出するのは意地か見栄か固執か |

    ところがそう簡単にもいかないの。 文化的価値や思い出、 そして現実問題としての不具合など 当事者たちの思いが複雑に絡み合うのよ。 『そのマンション、終の住処でいいですか?』 原田ひ香 (著)新潮文庫 あらすじ赤坂に立つ、築四十五年のデザイナーズマンション。 有名建築家によって設計されたマンションは、その外観から「おっぱいマンション」と呼ばれている。 かつては華々しく話題にのぼっていたが老朽化にともない、あちこちで不具合が発生。 改修工事をめぐり、新旧住民や建築事務所関係者など、様々な思惑が絡み合い、事態は混乱を極めていき…。 マンション老朽化問題に振り回される住民たち1960〜1970年代に流行し、代謝を繰り返して成長する「細胞」をイメージして立てられた赤坂ニューテラスマンション。 かつては時代の最先端の建築物としてなんどもメディアに取り上げられましたが、築四十五年となり老朽化が進み、さら

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    matsumura-1-12-8 2022/03/28
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  • 逃れられない絶望の淵に僅かに差す光を求めて |

    『ドライブインまほろば』 遠田潤子 (著)双葉文庫あらすじ奈良県南部の深い山々に囲まれた村の旧道沿いにぽつんと建つ「ドライブインまほろば」。 三十七歳の比奈子が一人で営むこの堂に、小学6年生の男の子と年長の女の子の兄弟がやってきて、夏休みが終わるまで店に置いてくれ、と言う。 詳しい事情を話さない兄の憂に戸惑う比奈子だが、妹の来海を見て、幼くして亡くした娘にその姿を重ね、受け入れることに。 比奈子はある夜、「義父を殺した」という憂の告白を耳にする。 親に手をかけた少年と、娘を亡くした母親憂は芽衣と前夫の間に生まれました。 芽衣は前夫と離婚後、流星と結婚し、妹の来海が生まれます。 憂はある日、流星をバットで殴り殺し、仕事場のPCを盗み来海を連れて家を出ます。 店主の比奈子は、三年前に一人娘を交通事故で亡くしました。 夫とは離婚し、ほとんど客の来ない店を営んでいます。 戸惑いながら憂と来海の二

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    matsumura-1-12-8 2022/03/22
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  • 街の片隅でひっそりと寄り添う、大人の恋愛物語 |

    『平場の月』朝倉かすみ (著)光文社文庫あらすじ小中学校の同窓の安西から、須藤の訃報を聞いた。 1ヶ月も前だった。 五十歳の青砥は、離婚後地元の埼玉に戻ってきてから、検査を受けにいった病院の売店で須藤と再会した時のことを思い出す。 そして二人の人生はそこから混じり合い、この先も続いていくものだと青砥は思っていたのだが。 中学時代の初恋の相手と再会離婚後、地元に戻り製所で働く青砥。 母と暮らしていたが、認知症の症状もあり、母は施設に入所。 青砥は実家の一軒家で一人暮らしをしています。 ある日、須藤の訃報を耳にした青砥は、彼女と再会したときからこれまでのことを思い出すのです。 中学の頃、何ものにも動じない、何か「太い物」を芯に持っている須藤に心惹かれ、告白するも断られた青砥。 五十歳になり、検査に訪れた病院の売店で須藤に再会。 二人で事をしたりします。 互いに人生の「きつかった」部分を乗り

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    matsumura-1-12-8 2022/01/19
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  • 有栖川ワールドを堪能できる14の作品集 |

    こちらは短編や中編を収録。 ミステリーはもちろん、タイポグラフィに よる表現など、あらゆる視点で物語を 楽しめる構成になっているの。 『こうして誰もいなくなった』有栖川 有栖 (著)角川文庫 あらすじ仮想通貨で巨万の富を得た謎の大富豪・デンスケにより海賊島へ招待された10人の男女が連続殺人事件に巻き込まれた(「こうして誰もいなくなった」)。 また、鉄道に関連した不思議な世界に迷い込む少女が冒険に挑んでいく(「線路の国のアリス」)。 「僕は読書なんかしないよ」と発言する書店店長が、店で起こる謎を鮮やかに解き明かす(「と謎の日々」)など、多彩なジャンルで物語の魅力を堪能できる作品集。 新解釈で描かれるクリスティのあの名作謎の人物によって無人島に招待された人たちが次々と殺されていく。 クリスティの名作「そして誰もいなくなった」。 これをパロディ化し、独自の解釈を加えた作では、舞台を現代の日

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    matsumura-1-12-8 2022/01/07
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  • 人は、色をつけて見てしまうものだから |

    『かすがい堂 あしたの色』伽古屋圭市 (著)小学館文庫 あらすじハードな仕事に耐えかねて映像会社を辞め、祖母が営む駄菓子屋「かすがい」を継いだ楓子。 子ども堂の運営のほうも慣れてきた頃、常連の亜香音が家出中の友人・彩希を連れてきた。 髪を染めたことに対する親や教師の対応に納得がいかないと言うのだが…。 日語を話す黒い肌の少年、ベトナムからやってきた少女。 多様な客を迎え入れて、今日も「かすがい堂」はみんなでごはんを作り、いただきます。 人は見た目で判断する?駄菓子屋を継いで一年が経ち、二十六歳になった楓子。 週に二回、事情のある子どもたちが集まり、いっしょに買い物、料理をしてべる、という「かすがい堂」も運営しています。 常連である中学生の亜香音が、家出中の友人・彩希を連れてきて、参加させてくれないか、と楓子に頼みます。 髪を染めて怒られた、という彩希のぶっきらぼうな態度や言動に

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    matsumura-1-12-8 2022/01/03
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  • 死体が語る「真実」を見つけ出す 司法解剖ミステリー |

    『誰そ彼の殺人 』小松亜由美 (著) 幻冬舎文庫あらすじ仙台にある杜宮大学・法医学教室。 法医学解剖技官の梨木楓は、准教授の今宮貴継とともに、宮城県内で発見される異常死体(変死体)を解剖し、死因を解明する。 彼らのもとにやってくるのは顔面が破壊され、さらに手足が切断された死体や、ひき逃げされ放置された女子高生など。 死体の細胞までも調べ上げ、犯人さえも気づかなかった真実に、二人は近づいていく。 司法解剖のようすがつぶさにわかる皮膚を切り、骨を断ち、内臓を全て取り出し、状態を確認した後、また全てを体内に戻して縫合。 死体の解剖の手順を細やかに描き、死体であるが故の判断の難しさ、教科書通りの考えではたどりつけないような、死体の体の状態や死因を見つけていくのは、若く優秀で口の悪い准教授の今宮です。 ミステリ好きが高じて解剖技官となった楓が推理を働かせようとするのをからかいつつ、死体の状態から見事

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    matsumura-1-12-8 2021/11/25
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  • ヒーローにだって、なれる。ふたりなら。 |

    『フーガはユーガ 』伊坂 幸太郎 (著) 実業之日社文庫 あらすじ常盤優我は、仙台市内のファミレスでテレビ制作会社のディレクター、高杉に向かって自身の体験を語りだした。 双子の弟、風我のことや、決して幸せではなかった子供時代のこと。 そして彼らの誕生に起こる、不思議な現象について。 風我と優我は、それぞれに大切な人と出会い、自分たちの力で悪に立ち向かっていこうとする。 双子の誕生日に起こる「ある出来事」とは暴力を振るう父親と、子供に無関心な母親のもとで育った双子の兄弟、風我と優我。 彼らの誕生日の日、互いが入れ替わる、という現象が起こります。 毎年状況を調べ、いろいろと試した結果、入れ替わったとしても互いが困らないようにルールを決めています。 そして、その入れ替わる瞬間の画像を偶然目にしたディレクターの高杉は、これはどういうことなのか、と優我にたずねます。 そして優我は、自分たちが入れ替

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    matsumura-1-12-8 2021/11/24
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  • あなたの心を癒すコンビニ、あります。 |

    『コンビニ兄弟―テンダネス門司港こがね村店』町田そのこ (著) 新潮文庫 あらすじ九州エリアのみに展開しているコンビニチェーン「テンダネス」。 中でもトップクラスの売り上げを誇る名物店、「門司港こがね村店」では、その放出するフェロモンにより老若男女問わずに虜にしてしまうという魔性の店長が、熱心に仕事をしている。 パート店員の光莉は、そんな店長を観察することがこの上ない楽しみ。 店長のもとには、彼の兄や、悩みを抱えた客など、様々な人たちがやってくる。 店長がカウンターに立てば、さながらアイドルの握手会のように、レジに彼のファンである女性達が長い行列を作ります。 お客一人一人に「リップ変えましたね」「髪型かわいい」などファンサ(?)も忘れない店長には、店と同じ建物に住む奥様方からなる「後援会」も存在。 その店長のフェロモンだだもれの様子と、それに翻弄される人々の様子を楽しんでいるのはパートの光

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    matsumura-1-12-8 2021/08/24
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  • その偶然は、ホンモノですか? |

    『偶然屋』 七尾 与史 (著) 小学館文庫あらすじ親からの仕送りを打ち切られ、司法試験へのチャレンジを諦めた里美は就活に苦戦していた。電柱に貼られた求人広告の会社へ連絡を入れると、面接場所として指定されたのはパチンコ屋だった。確率にこだわる所長の油炭、武闘派中学生のクロエとともに、里美は「偶然屋」で働くことになったのだった。 ある女性と仲良くなりたいという男性から、偶然を装う演出の依頼を受けた里美。うまくいった二人は付き合いはじめたようだが、事態は思わぬ方向へ展開していきます。油炭社長の過去が少しずつ明らかになっていき、里美自身もトラブルに巻き込まれてしまいます。 まとめ偶然というものは作ろうと思えば作れるものなのかもしれません。しかし、何よりも恐ろしいのは、いくつもの出来事が重なった上で発生する、思いもよらぬ「偶然」と予測不能な人間の感情なのかもしれません。 <こんな人におすすめ>どのよ

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    matsumura-1-12-8 2021/01/26
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  • 宝くじが当たった、それだけの事なのに… |

    『身の上話』   佐藤 正午 (著) 光文社文庫あらすじ仕事をすっぽかし、制服姿のまま財布ひとつで不倫相手と東京へやってきたミチル。そのまま東京で暮らすことにするのだが、地元を出るときに買った宝くじが高額当選していることが判明。流されるままに生きていく女、ミチルがである災厄と恐怖とは。 書店につとめるミチルは、歯医者に行くと言って店を中抜けし、空港で頼まれた宝くじを買うと、なんとそのまま不倫相手とともに飛行機に乗って東京へ言ってしまいます。職場へもきちんと連絡しないし、相手の男もそんなミチルを咎めることもしません。やがて宝くじが高額当選し、地元でもミチルが当選したという噂が流れ…。 まとめ人が直接手を下しているわけではありませんが、主体性のないミチルを中心に様々な事件が起こります。逃げ続ける女に訪れる運命は。最後の最後まで目が離せない、ザラリとした感触が残る物語。 <こんな人におすすめ>

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    matsumura-1-12-8 2020/11/19
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  • 受験は悪?日本教育の問題点と画期的「勉強論」 |

    そうね。それは生徒の立場での考えね。 そうした教わる側、教える側、試験を作る側、 サポートする側などいろんな立場に向けて 理論を展開しているのよ。 『キミは何のために勉強するのか ~試験勉強という名の知的冒険2~』 富田 一彦 (著) 大和書房 概要勉強とは「抽象化」することである。教育は一種の負荷である。かける以上は無意味であってはならない。勉強することの質を鋭くついた画期的論考。 あらゆる立場の人間に向けた「教育論」気鋭の予備校講師が展開する「教育論」。教育とは何か、といった質的な部分からはじまり、学習者、指導者、出題者、親御、一般の人々など章ごとに、それぞれに向けて、実例を交えながら理論を展開していきます。 まとめ日教育の問題点を挙げ、学力のみをはかるための試験は必要である、と主張する著者。それは「いい子」出なくても勉強を懸命に取り組んだ者へのチャンスであるからです。教える者、

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    matsumura-1-12-8 2020/10/13
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  • 80歳、夢までの茨の道をどう進む? |

    『傘寿まり子(5)』  おざわ ゆき (著) 講談社あらすじ長年作家として執筆してきた雑誌から打ち切られたまり子。 80歳にして見つけた夢は、新しいウェブ雑誌を立ち上げることだった。 看板作家を探していたまり子が出会ったのは、かつての大作家だったのだが…。 新たな夢に向かって走り出したまり子だが…ウェブ雑誌の立ち上げという、新たな夢を抱いたまり子は、活躍中のクリエイターに話を聞きますが、提案内容をコテンパンにやられます。 まとめそこでへこまないのがまり子のすごいところ。自分の至らない点の指摘を素直に認め、改善点の発見へとつなげていくのです。 目標までまっすぐ進む力強さ、欠点を認める素直さが、彼女を夢へと一歩ずつ近づけていくのです。 まだまだ前途多難な現状からどう展開していくのか。目が離せません。 <こんな人におすすめ>夢に向かって突き進む老人の話に興味がある 年老いた人の『人間力』を感じる

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    matsumura-1-12-8 2020/10/02
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