発売から1カ月で大反響を呼んでいるコミックエッセイ『離婚してもいいですか?』(KADOKAWA)。一見、どこにもありそうな平和な家庭ですが、主人公の志保の頭に「離婚」の2文字が浮かばない日はありません。じわじわ描かれる、結婚9年目、2児の母親である彼女の日常に、「大共感して大号泣して、でもここまで自分の気持ちを分かってくれる本があるだけで頑張れる」など反響が集まっています。日経DUALでは、このコミックエッセイのダイジェストを全8回に渡ってお届けします。それに先駆け、「ぼんやり離婚願望主婦」を取り上げた作品の魅力、誕生の裏側、夫婦のあり方について、作品を手掛けた松田紀子編集長に聞きました。(聞き手は羽生祥子・日経DUAL編集長) このコミックエッセイの主人公は、志保・34歳。6歳と8歳の息子達と夫の4人暮らしだ。物語は、ある朝のシーンから始まる。朝ごはんを準備する志保。そして、起きてきた夫
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