JavaScriptの難読化(Obfuscation)は,さまざまな難読化技術を活用し,侵入検知システム(IDS)によるシグネチャ検出を回避しようとする悪意あるコードの作者にとっては目新しいものではない。 以下に示すスクリーン・ショットは,あるHTMLページに組み込まれ,難読化がほどこされた悪意のあるJavaScriptコードの例だ。 難読化がほどこされたJavaScriptコード 米マイクロソフトの「Internet Explorer(IE)7」でリアルタイムに実行される「難読化されたJavaScript」のうまい解読方法を説明しよう。JavaScript言語そのものの基本部分であるJavaScriptインタプリタを活用する方法だ。 過去のブログ記事([1]および[2])において,「SpiderMonkey」のJavaScriptインタプリタで「document.write」を上書きする