[東京 17日] - ドル/円相場はついに148円台まで上昇し、1990年8月以来32年ぶりの水準まで上がった。日米の物価上昇率の違いを考慮した実質的な水準では、すでに1970年代の1ドル=360円当時よりも円安水準となっている。 しかし、経済合理性に基づいて行動する主体が少なくなっている現状では、購買力平価が持つアンカー機能は影響が小さくなっている可能性があり、ドル/円相場がどこまで上昇するかを見通すのは難しくなっている。
Chartbook #158: Recession risk in a world in the grip of the global dollar cycle. Posted by Adam Tooze on Tuesday,October 4, 2022 昨日付けのニューヨーク・タイムズ紙に、本サイトの先月28日の内容〔本サイトでの翻訳はここ〕を踏まえての記事を寄稿した。 https://www.nytimes.com/2022/10/04/opinion/the-all-too-real-risk-of-a-global-recession.html 世界中で利上げが行われている、かつてない規模で…。 世界規模での政策金利の上下動 出典:世界銀行 記事で問題としたのは以下の三件だ。 1.〔中央銀行による政策〕金利は、供給サイドのショックに対処するツールとしては、角を矯めて牛を殺すよう
■ インフレは恐ろしいもの、楽観は禁物 黒田氏は、来年の物価見通しについて「2%を割るのは確実」と発言している。フォワードガイダンスという方針があるとはいえ、この状況で、日銀トップがこうした断定的予想を行うのはかなりリスキーと言ってよいだろう。 8月の消費者物価指数の内訳をみると、4月段階と比較してエネルギーの寄与度が下がり、食品や耐久消費財の寄与度が上がった。つまり今年の春までの物価上昇は、昨年から年初にかけてのエネルギー価格の上昇が大きく影響したが、夏以降の物価上昇はそうではなく、食品や工業製品など全体的なコスト上昇の影響が大きくなっている。 しかも、春以降急ピッチな円安が進んでいるため、円安の効果が本格的に物価に反映されてくるのはこれからであり、年末から年始にかけては円安の影響が大きくなると予想される。 幸いなことに(幸いかどうかは何とも言えないが)、米国の中央銀行にあたるFRB(連
「ドネツク人民共和国」の当局者で宣伝や軍事分析を担当するイゴール・ガーキン氏/Contributor/Getty Images (CNN) ウクライナ東部ドネツク州の一部を実効支配する自称「ドネツク人民共和国(DPR)」の親... 38 人がブックマーク・10 件のコメント
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