最高に笑わせてもらったし、「天気の子」の本質をよく表していると思う。 さっきのは真面目に書きすぎた。というかとりあえず肯定的な見方もしとかなきゃと思った。嘘は書いてないし、楽しんだ。でもちゃんと書かなきゃいけないことがある。2019年にあれを出されて無邪気に喜んでる場合じゃない。これから暴言を吐きます。勘違いするな。これは愛ゆえだ。DVじゃないよ。 「天気の子」の物語はよくできていると思う。キャラクターも魅力的でいい。背景絵も綺麗だ。でもそれだけなのだ。本当に空虚だ。これは映画じゃなくてビジュアルノベルであり、プロモーションビデオだ。 前回から音楽を担当しているRADWIMPSの野田洋次郎がストーリーにも口出しするような形になったのがよりPV性を増している。新海誠は本当にラッドが好きなんだろう。 映画において音楽はとても大事なものではあるが、それを主題として映像を作ってしまっているのだろう
せっかくなのでこれだけでも読んでいってください。 思い違い スナイダーの主張 ヒトラーは狂人である ヒトラーはかなりの戦略家であった ホロコーストは主にドイツで起きた すべてドイツ国外。主に占領下ポーランドと占領下ソ連で起きている ホロコーストはドイツのユダヤ人に関わる問題だ 犠牲者の97パーセントはドイツ国外出身のユダヤ人(ほんとに?) ホロコーストは強制収容所で起きた 現実には死の穴の縁で殺害されたのがほぼ半数。それから実際に収容所の中にあったわけでない特別なガス殺の設備で殺害されている 加害者はすべてナチスだった 殺害に携わったドイツ人の多くはナチスではなかったし、そもそも殺害した者のほぼ半分はドイツ人でさえなかった。 ホロコーストは政治の領域を超えている 実際には、国家崩壊の地域で生じた特別な形態の政治を考えなければ、ホロコーストは理解しがたい ホロコーストは理解不可能なものだ ホ
ラブライブ!は全編ミュージカル・アニメ作品 本作はアニメでしかできない手法を用いたミュージカル作品なんだと、ようやく気付きました。ミュージカル作品だと思って見れば、『物語が非現実的』なんて全く意味のない指摘だという事がよくわかりますね。1回目の感想でもミュージカル風のシーンがあるなんて書きましたが、まだまだ認識が甘かった! 時折出てくるミュージカルパートだけじゃないんですね。大げさな動き、激しく省略された展開、一見ご都合主義に見えるストーリー・・・通常の物語部分も含めてすべてミュージカル的な演出がされていると考えれば納得です。 さらに舞台や映画では難しいアニメならではの表現によって現実と非現実の間を軽々と越えていきます。 これに気付けたのは、幾人ものブロガーさんのレビューのおかげ。ラブライブ!というアニメ作品は『μ'sのメンバーが役者として演じる芝居』であるという主張は、まさに目が覚める思
ディズニーとピクサーのアニメーション部門トップでありながら、2017年にセクハラ問題で半年間休職していたジョン・ラセター氏は、2018年いっぱいでディズニー・ピクサーを退社しました。しかし、2019年1月にカリフォルニアの新興アニメーションスタジオが退職直後のラセター氏を部門のトップに雇用したことが報じられています。 Read David Ellison’s Memo About John Lasseter’s Hire at Skydance – Variety https://variety.com/2019/film/news/john-lasseter-skydance-david-ellison-memo-1203103819/ ラセター氏はカリフォルニア芸術大学の映像学部でアニメーションを学び、卒業後は在学中から作画に参加していたディズニーへ正式に入社。その後一度解雇されるも、
先日、映画館に『寝ても覚めても』(濱口竜介監督、2018年)を観に行った。原作小説が好きで、公開前から楽しみにしていた作品だ。 『寝ても覚めても』は、主人公の朝子(唐田えりか)が顔は瓜二つだが性格は正反対の二人の男に恋をする、古典的といえば古典的なプロットの恋愛映画。後半は息をのむようなシーンの連続だったが、なかでも印象に残っているのが、自分と同じ顔をした男に婚約者・朝子を取られた亮平(東出昌大)の、深く深く傷ついた表情である。 はじめは魂が抜けたように茫然とし、それから少しずつ自分の生活を取り戻すが、再び目の前に朝子が現れると、亮平の表情は永遠に血を流し続ける傷口のように悲しみで歪んでしまう。 誤解を恐れずに言えば、イケメンが一世一代の恋に破れズタズタに傷ついた表情はなんてセクシーなんだろう。 私は映画のなかでも恋愛映画が好きだが、『寝ても覚めても』の東出昌大を観て、特に恋愛映画で男性の
デイヴィッド・W・グリフィス社、エポック・プロデューシング社製作 エポック・プロデューシング社配給 製作・監督・脚本・編集D・W・グリフィス 原作トマス・ディクソン 撮影D・W・ビッツァー 出演リリアン・ギッシュ、メイ・マーシュ、ヘンリー・B・ウォーソール、 D・W・グリフィス監督による「国民の創生」は、あらゆる意味で映画史に名を残すに足る作品である。その理由はあまりにありすぎて、ここにすべてを書くことがためらわれるくらいだ。 まず、「国民の創生」が超大作であるという点だ。当時、映画のほとんどはまだ短編が中心だった。イタリアでは1914年に「カビリア」(この作品はビデオで見ることができる)といった作品がすでに長篇として世に出ていた。しかし、ことハリウッドにおいては、まだまだ短編が中心だった。1915年といえば、私たちが簡単に見ることができる数少ない1910年代のアメリカ映画であるセシル・B
眠れる森のパンダ @Panda_51 「ホテル・ルワンダ」では、虐殺が海外で報じられたのをみて「これで世界が虐殺を止めるために動いてくれるだろう」と期待する主人公に、記者氏が「世界の反応なんて期待するな、あの虐殺シーンを見た人々は『怖いわね』と言った後、またディナーを食べるだけさ」と言うシーンがありましたっけ 2018-10-26 14:58:14 眠れる森のパンダ @Panda_51 ただまあルワンダの場合は、現地部隊や記者が情報を投げてきてたのに、国際社会の側がそれを受け止めそこねたという話なんですよね…ちょうど一昨日、後輩や看護士さんと飲んでたときに「あれならいっそEO社にでも介入してもらったほうがよかったのでは」って話が twitter.com/Panda_51/statu… 2018-10-26 16:32:09 眠れる森のパンダ @Panda_51 何事が起きてしまったか知って
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』を見た。 原作『幻の動物とその生息地 (ホグワーツ校指定教科書 (1))』は学校用の教科書という設定なので物語が無いので、映画はこの本の著者で魔法動物に目が無い研究者ニュート・スキャマンダー(エディ・レッドメイン)が1920年代半ば、イギリスを出てニューヨークに行き、行った先で魔法動物をうっかり落っことしたりしてトラブルに陥る一方、闇の魔術と戦うハメに…という物語である。 とにかくニュートがとんでもないドジっ子だ。容易に持ち歩きできるサイズの使い込んだトランクに魔法で自分用の研究室とミニ魔法動物園を仕込んでいるのだが(これがすごくデカくてまるで『ドクター・フー』のターディスみたい)、飼っている動物がどいつもこいつも飼い主に似たのがとぼけた連中ばっかりで、しょっちゅうトランクから外に出ようとする。ニュートは優秀な研究者であるはずなのだが動物の管理
『ザ・プレデター』(18年)上映終了後、左右に座るカップルが絵に描いたように真反対の反応を示した。右は絶賛の言葉と共に笑い合い、左は――海外の方だったらしく、英語だったので正確には聞き取れなかったが、とは言えファッキング・プレデターくらい分かるよと私の中の北野武が呟いた――酷評の言葉をぶつけ合っていた。どちらの意見も分かる。賛否両論、問題作。『ザ・プレデター』は、そういう反応がハッキリ分かれる映画であり、いわゆる「刺さる人には刺さる」映画である。ちなみに、私には刺さった。以下、ネタバレを含むので、予告編以上の事前情報を入れずに観たい方には、読み進めることをオススメしない。 まずハッキリ言うと、本作はSFホラーではなくブラック・コメディ色が強い。もちろん人は死ぬ。プレデターの武器によって、人体はバラバラに引き裂かれる。ところが、それが怖いかと言われれば……特に怖くはない。何故なら映画全編を通
ジェームズ・フランコ監督作『ザ・ディザスター・アーティスト』を飛行機内で見た。フランコは最近、自分が教えている生徒などにセクハラをしたということでMeTooの渦中にいる。 これは史上最もひどい映画として有名な実在するカルト作『ザ・ルーム』(2003)撮影の内幕を撮ったバックステージものである。舞台は2000年代初頭のカリフォルニア。役者志望のグレッグ(デイヴ・フランコ)は、訛りがひどいがすごく存在感のある謎の男トミー(ジェームズ・フランコ)と親しくなる。なぜか大金を持っているトミーと一緒にロサンゼルスに引っ越し、役者として求職活動をするがうまくいかない。それならば自分たちで映画を作ろうということで、トミーが脚本を書き、監督・主演で『ザ・ルーム』という映画を作ることにするが、まったく映画の撮り方なんか知らない素人の集まりなので撮影はうまく進まず… とにかく笑えて映画への愛情が伝わってくる作品
●この映画はDVD化されたときに見た。見終わった私は、不思議な感覚にとらわれた。それが何であるのかすぐにはわからなかったも。そこで海外のネットのサイトを少しあたってみた。私はもやもやとした思いが晴れ、確信はゆるぎないものになった。 ●ディズニー&ピクサーのCGアニメ映画『モンスターズ・インク』Monsters Inc.(2001)は、子どもの恐怖の叫び声をエネルギーとして蒐集するモンスターズ提供有限会社に働くサリーとマイクのコンビが、ふとしたきっかけで、モンスターの世界に紛れ込んだ人間の女の子に翻弄されつつ愛情を抱き、やがて彼女を守るうちに、会社内での陰謀をつきとめ、さらに会社を、子どもをおもしろがらせ笑い声をエネルギーとする新会社へと生まれ変わらせるという、心温まるファンタジーとしてパッシングしているゲイ映画である。 ●ネット上ではこの映画をゲイ映画とみる意見が流れていた。たとえば声優た
もう最終上映日前日だし,多少のネタばらしはいいだろう。 エンゲルスの父の経営する大規模紡績工場で指切断,という話が冒頭に出てくるが,最後は大規模印刷機で『共産党宣言』が印刷されるシーンが出てくる。あれは皮肉でも何でもなくて,そういうものなのだと思う。貧しさを競っては勝てない。
作品情報『お嬢さん』 아가씨/The Handmaiden 2016年/韓国/145分/R18+監督:パク・チャヌク原作:サラ・ウォーターズ脚本:パク・チャヌク/チョン・ソギョン撮影:チョン・ジョンフン音楽:チョ・ヨンウク出演:キム・ミニ/キム・テリ/ハ・ジョンウ/チョ・ジヌン参考 お嬢さん (2016年の映画) – Wikipedia 予告編動画 解説日本統治下の朝鮮を舞台に、莫大な遺産を相続することになる日本人令嬢と、その遺産を狙い侍女として彼女に近づいた少女がたどる驚愕の運命を描いたエロティックサスペンスです。 監督は『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』のパク・チャヌク。原作はサラ・ウォーターズの『荊の城』で、舞台設定がヴィクトリア朝から日本統治下の朝鮮に変更されております。 主演は『泣く男』のキム・ミニと『1987、ある闘いの真実』のキム・テリ。共演は『哀しき獣』のハ・ジョン
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く