Immaculateを見た。 www.youtube.com 若いアメリカ人の修道女セシリア(シドニー・スウィーニー)は、年老いた修道女の介護施設として使われているイタリアの女子修道院に入って修行することになる。ところがセシリアはこれまで一度も男性と接触したことがないのに妊娠していることが発覚する。奇跡だとして修道院の人々はセシリアを崇めるが… 全体的に雰囲気のいいホラー映画で、美しい修道院(ドーリア・パンフィーリ美術館らしい)で非常にイヤな話が展開する。イタリアロケ以外はあまりお金もかかっていないと思うのだが、セシリア役のシドニー・スウィーニーのスクリームクイーン演技と気の利いた展開でかなりきちんとした作品に仕上がっている。血みどろで残酷なナンスプロイテーション映画なのだが、最初は敬虔でうぶなところもあったセシリアが苦手なものを克服し、自分の体を取り戻すべくたったひとりでそのあたりにある
選挙って個人の投票で何かが決まるわけじゃないから行っても意味ない これはもう確定事項なんよ 行っても行かなくても一緒なんだから、そりゃあ行かないよねって話 だからもし投票率を上げたいなら、政治の側で工夫する必要がある 例えば、投票の義務化なんてのは一番シンプル もう一つは大阪の橋下式の対立構造を明確にして決戦感を出す どっかの国みたいにバカにとっては国民がめちゃくちゃ得するように見える政策で釣るって方法もあるけど、それはまあ論外だろう 個人的には、投票義務化は無理でも集票団体を多数作って、どこかに所属することを義務にするってのは悪くないと思う 大谷がスポーツ系の集票団体作って、ファンならそこに属するみたいなさ その集票団体はスポーツ助成を増やすための活動して政治家に実行させていくと どうなるにせよ、選挙に行かない理由に関してははっきりしてるんだから、政治側でアクション起こさないと始まらんわ
2023.12.30 18:00 「ガウェインの結婚」を歴史の授業で使わないで!~中世の英文学と女性がもっとも望むこと 2年ほど前に「世界史講義録」というウェブサイトの「最初の授業」という記事がバズったことがありました。これは高校世界史の授業初回で、アーサー王伝説の「ガウェインの結婚」をとりあげ、歴史は面白い……というような話の枕にするというものです。 詳しくはリンク先の元記事を読んでいただきたいのですが、非常にざっくり説明すると、アーサー王が敵の騎士から「すべての女性がもっとも望むことは何か」という問いを出され、それの答えが「自分の意志を持つこと」だったという話をネタに、「700年から500年くらい前の時代につくられた物語」なのに既に女性の人権に関係するようなトピックを取り扱っていて現代的だ……という内容です。 このウェブサイトの講義は、2009年発行の竹田青嗣『中学生からの哲学「超」入
※以下、結末までのネタバレを含みます。 信仰と赦しそのとき、ペトロがイエスのところに来て言った。「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯したなら、何回赦すべきでしょうか。七回までですか。」イエスは言われた。「あなたに言っておく。七回どころか七の七十倍までも赦しなさい」(『新約聖書』「マタイによる福音書」18章21-22節) サラ・ポーリー監督・脚本の映画『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(Women Talking、2022)は、実際に起こった事件に触発されて作られた。2005年から2009年にかけて、ボリビアのメノナイトが住むコロニーで、女たちが朝目覚めると体に不可解なアザなどがあるという出来事が続発するようになる。メノナイトはプロテスタントに属する再洗礼派と呼ばれる宗派のひとつで、このコロニーにはとくに保守的な宗派の信徒が住んでいた。しばらくは悪魔の仕業ではないかなどと言われていたが、実
ジーナ・プリンス=バイスウッド監督『ウーマン・キング 無敵の女戦士たち』を配信で見た。19世紀のダホメ王国に実在した女性軍団(『ブラックパンサー』のドーラ・ミラージュのモデル)を扱った映画である。 ウーマン・キング 無敵の女戦士たち Viola Davis Amazon 歴史ものなのだが、あんまり歴史的正確性にはこだわっていない…というか、奴隷制その他についてはかなりいい加減でちょっと美化もあるようだし、作りもヴァイオラ・デイヴィス演じる将軍ナニスカをヒロインとするレイプ・アンド・リベンジ映画で、歴史ものとはいいつつエクスプロイテーション娯楽映画みたいな作品である。ちょっとメロドラマチックな展開といい、ブラックスプロイテーション映画みたいな雰囲気で、そういう態度で見るとかなり面白い。たぶん『300』とかその系統の作品として見るべきなのだろうと思う。
11月14日、『The Art Newspaper(アート・ニュースペーパー)』が艾未未(アイ・ウェイウェイ)のロンドンでの個展が事実上中止になったと報じた。 アイは1957年中国生まれで、国際的にもっとも影響力のある現代アーティストのひとり。個展はロンドンのリッソン・ギャラリーで今週から開催予定だったが、直前に無期限の延期が決定された。これに対しアイは「事実上の中止」だと語っている。 リッソン・ギャラリーは、アイがSNSで投稿したパレスチナとイスラエルの情勢をめぐる発言を理由に、作家と話し合いの末、いまは新作を展示するのに適切な時期ではないと結論付けたと発表。「イスラエルとパレスチナの領土、そして国際的なコミュニティにおける悲劇の苦しみを終わらせることに全力を注ぐべきときであり、反ユダヤ主義やイスラム嫌悪とみなされるような議論の余地はない。アイ・ウェイウェイは表現の自由を支持し、虐げられ
たまたま中島隆博編『人の資本主義』(東大出版会)という本を見つけてぱらぱらと読んでいたのですが、 https://www.utp.or.jp/book/b497147.html その中に、ある意味で大変アイロニカルで興味深いやり取りをみつけました。それは、 10章 ポスト資本主義コミュニティ経済はいかにして可能か?――脱成長論の背景・現状・課題(中野佳裕) 討議 地域主義の限界と可能性 という部分の討議の中で、中野佳裕さんが南ヨーロッパの脱成長運動をあれこれ紹介したのに対して、小野塚知二さんがこんな風に疑問を呈しているところです。 小野塚 難しいですね。ただ、中野さんのおっしゃっている特に南フランスとイタリア、スペインというのは、介護に関していうと、家族介護型の社会なのです。つまり、在宅介護型ですね。北欧はすべて施設介護でしょう。北フランスも、ドイツも、スウェーデンも、施設介護なのです。施
2022.12.10 18:00 知られざるプレコード映画の世界(2)ニーチェにかぶれたヒロインが悪賢く人生を取り戻す『紅唇罪あり』 前回の記事ではヘイズ・コードの概要について説明しました。今回からは何回かを使って、ヘイズ・コードが厳しく運用されるようになる直前、1930年代初め頃のプレコード映画の中から面白そうな映画を紹介していきたいと思います。 今回とりあげるのは、ヘイズ・コードが強化されるきっかけのひとつになったという悪名高い1933年の映画『紅唇罪あり』(Baby Face)です。アルフレッド・E・グリーン監督作で、バーバラ・スタンウィックがタイトルロールである「ベイビーフェイス」(童顔)ことリリー・パワーズを演じています。 いったいどんな話なのか…? 『紅唇罪あり』は、禁酒法時代のペンシルヴェニア州エリーで始まります。ヒロインであるリリーは父親ニック(ロバート・バラット)が経営す
2023.01.14 11:00 知られざるプレコード映画の世界(3)セクハラ女社長が逃げおおせる『フィメール』(Female) ヘイズ・コード特集の3回目でとりあげるのは、1933年の映画『フィメール』(Female)です。 最初はウィリアム・ディターレやウィリアム・ウェルマンが監督をつとめていましたが、その後に監督が交代し、のちに『カサブランカ』を作るマイケル・カーティスが監督をつとめました。プレコード・ハリウッドの時代のスターであり、飛行家でもあったルース・チャタートンが主演した女性映画です。この作品は日本公開されておらず、ソフトも英語版だけで日本語タイトルも一定していませんが、なかなかとんでもない内容です。 部下にセクハラしまくる女社長 ヒロインであるアリソン・ドレイク(ルース・チャタートン)は自動車会社の敏腕女社長です。アリソンは仕事に励むかたわら、若くてハンサムな男性部下を次々
「土台人」となって赤化統一を目指した文世光は1973年10月ごろ、朴正熙大統領の暗殺計画を思い立った。同年5月、大阪湾に停泊中の北朝鮮の万景峰号の船中で、朝鮮労働党対外連絡部の工作指導員から朴大統領射殺の指令を受けた[1]。 1973年11月に香港を旅行した際に暗殺実行のための拳銃の入手に失敗したことから、 1974年7月18日に大阪市南区(現在の中央区)の高津派出所で拳銃2丁(S&W M36、ニューナンブM60)を盗み[2]、 高校時代の知人である日本人女性を利用して女性の夫名義による韓国への偽造ビザや偽造パスポートを作成するなど準備を着々と進め、同年8月6日に拳銃をトランジスタラジオの中身を抜いたケースにしのばせ韓国に入国した。文に狙撃を指令し資金を供与、偽装パスポートの作成指示、射撃訓練を行ったのは、大阪の在日本朝鮮人総聯合会(朝鮮総連)生野支部政治部長の金浩龍(キム・ホヨン)だった
試写会にて観賞。公開されたらまた、ちゃんとした?感想を書くかも… 人間の性分について考えさせられ、映画としても面白いという、素晴らしい作品。 観終わって、同居人が「○○(私)みたいな人が、外国にもいるんだ〜」と笑う。 「boy meets girl」…だけど、恋愛ものじゃなく、恋愛についての物語。 「運命の恋を信じる」トム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、入社してきたサマー(ズーイー・デシャネル)に一目惚れ。何となくつきあい始める二人だが、関係の認識具合のズレが、トムを悩ませる。 予告編に何度も遭遇しながら、映画を観るまで思い出さなかったことがある。高校一年の時、現国の授業で、各々がテーマを決めて皆の前で発表するという課題があり、私は「運命なんてものはない」ということを主張した(今考えると恥ずかしい)。そうしたら、私の好きだった男の子は、意見を書く藁半紙に、大きな字で「僕は、運命はある
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く