【4月21日 CNS】中国・陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)でコレクターとして知られる謝涛(Xie Tao)氏は、これまで3000個近くの古代のレンガを収集している。 唐と宋の時代には、古いレンガを使って硯(すずり)を作る趣味を持つ文人や書道家も多かったとされる。それより以前の秦と漢の時代以降、ほぼすべての時代から古代レンガが見つかっており、そこに刻まれた碑文の内容や書体も豊富であることから、古代レンガにはかけがえのない学術的価値がある。 謝氏は、書道への興味から古代レンガを集め始め、それから碑文に関心を持ち、さらに碑文の書体のなぞに引きつけられたという。 謝氏が集めた古レンガは漢代から明・清代にかけてのものが多く、時代の変化に伴って書体も変化し、次第に楷書に変わっていく。謝氏の書道も、古代のレンガからインスピレーションを得ることがよくあるという。 謝氏が収集したレンガのうち、