80 年代オタ作品といえば、どちらかといえば「大人数がなにか巨大なうねりに向けて集団作業をしているが支離滅裂」みたいなのがオタクのハッピーライフだ的な印象があるのだけど(まあたぶん「ビューティフルドリーマー」の印象が強すぎるって話ではある)、90 年代中盤に「雫」とかの影響で「少人数がひとけのない場所でたむろして小さな共同体をやってて互いに顔色を読む」みたいな印象になった。で 00 年代にどうなったのかというと、たぶんそこいらへんのバランスがよくなって、オタクも世の中もわりあいいい具合になったんだろう、と思ってんだけど、実態は知らん。ていうか、もしかしてあまりバランスはよくなってないのかもしれない。…ということを思ったのは、ふと「あれ?もしかして組織で共同作業する系のラノベってあんまりない?」とか考えたからだった。大樹連司「ほうかごのロケッティア」とかは一応そうだったけども。もうちょっと人