日本人メディアアーティストの草分けとして、1980年代半ばにニューヨーク近代美術館(MoMA)で華々しく海外デビューした土佐尚子氏。その後、ATR研究員への転身、MITアーティストフェローといった研究者への道を歩みつつ、インタラクティブな作品を発表し続けてきた。京都大学への着任後は文化を「型」として捉え、その型をコンピュータで扱う「カルチュラル・コンピューティング」を標榜するようになる。作風を自由に変化させながらもテクノロジーをアートに生かす姿勢は一貫している。京都大学の研究室を訪ね、自身の研究や制作にかける思いを聞いた。 (インタビュー・文/神吉弘邦) ハイスピードカメラで、自然を生け捕る Telescope Magazine(以下TM) ── 近年の土佐教授の作品は、大掛かりなプロジェクションマッピング*1によるインスタレーション*2に代表されます。映し出しているのは、ほとんどデジタル
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