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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/wankonyankoricky (38)

  • MMT批判はなぜ「いつかはハイパーインフレーション」なのか。あるいはレイの一般理論批判の不徹底さ。ってか主流派とMMTが両立しない理由など。 - 断章、特に経済的なテーマ

    レイは'Understanding Modern Money' において、冒頭、一般均衡理論を要約して、ハーンの言葉を引用し、一般均衡論体系においては貨幣が不要であることを示している。レイ自身は自分で行った要約に対して「ひびが入っている」として簡単に片づけているが、いったいMMTの立場から見て何がどう壊れているのか、十分な説明がなされているようには思えない。それはこれから書を通じて説明します、ということなのだろうが、しかし明確に伝わっているかどうか振り返ると、何とも心もとない。これは'Modern Money Theory'のストックとフローを説明している個所と似た印象なのだが、なんか説明が中途半端なのである。ストックとフローの説明においては、事実上、フロー変数間の説明にしかなっていなかった。書全体を通じてフローはストック変数の変化として記述されている(経済現象の記述はB/S上の残高の

    MMT批判はなぜ「いつかはハイパーインフレーション」なのか。あるいはレイの一般理論批判の不徹底さ。ってか主流派とMMTが両立しない理由など。 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2022/08/15
    一般均衡論()学の問題は、論理的な整合性のなさ自体より、整合性ある部分の「前提」の方にある、と言った方がよさそうである。()続けているのは、それが「前提」であって、議論の結論だからではないからであろう
  • 共通試験高校政治経済の信用創造の説明が変わったことについて - 断章、特に経済的なテーマ

    共通試験の政治経済の信用創造の問題及び回答が、従来の現代社会におけるそれと全然違い、内生的貨幣供給論へとシフトした、ということが話題になった。共通試験でそうなっているからにはおそらく実際の教科書もそう変わっているのだろう。まあ一般に教科書に書かれていることが、世の中で全く行われていない学者の空想から、ともかくも現実を反映したものになった、ということでとりあえず喜ばしいんだと思う。もっとも銀行の信用創造の説明が内生説になったからと言って、それで政府の赤字が正当化されたり国債はデフォルトしない、という話になったりするわけじゃないので(現に日銀周辺には内生説の立場に立ちつつ赤字財政批判をする人はたくさんいる)、一部のMMT(日版であれ何であれ)界隈の人の喜び方を見ていると、ちょっとはしゃぎ過ぎじゃないの?という気もしてしまう。 ただまあ、なんで今?という気もしないでもない。 大体、又貸し説がお

    共通試験高校政治経済の信用創造の説明が変わったことについて - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2022/01/31
    今週のリフレ派論 ”リフレ派というのはその役割を過大視した人たち、という言い方もできるんじゃないかと思うんだけれど、実際には黒田時代の大掛かりな実験の結果、日銀にはそんな役割はないことが明らかになっ”
  • Scott Fullwiler の話② 政府と中央銀行を連結することの意味、再論 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 これまで書いてきたことの繰り返しになってしまう (ちょっとは、新しいことも書くよ)が、 まあ、違う書き方をすれば、違う知見を得られることがある (たまにはね)、というわけで。 主流派経済学との対立点の一つは 金利とマネーストックの、どちらが独立変数で どちらが従属変数であるか、という点である。 実はこの点は、同じ国家貨幣論であっても NCT(Positive Money) 派とも、形を変えた対立点となっている。 NCT側は、実は金利の決定についてはほとんど なんの考慮もしていないように見える。これは、NCTが 金利の影響を無視している、という意味ではあるまいが、 おいらが読んだものからは、 ほとんど積極的な意味づけというものは見られなかった――と、 いうほどは読まなかったんだけ

    Scott Fullwiler の話② 政府と中央銀行を連結することの意味、再論 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2021/07/19
    70年代からアメリカでは 財務省がTreasury Tax and Loan Account (weblio では、 「租税公債勘定」という訳語が 充てられている)を開設した。
  • ドレーンということ - 断章、特に経済的なテーマ

    MMTの文献で、重要な概念の一つに 「ドレーン( drain 排水口)」というのがある。まあ、MMT派全員がこの言葉にこだわっている、 ということではないんだけれど、例えばレイの諸文献においては重要な役割を果たしている。 この比喩的表現の含意について、今回のエントリーではちょっと検討したい。 この言葉が重要なのは、一つにはMMT派の経済政策一般に対する考え方が 示されているからだ。 MMT派は一般に、経済成長や景気拡幅を目的とする経済政策に好意的ではない。 経済の数値を目標にして政策を行うことは手段と結果を取り違えてる、というのが 根的な理由ではあるけれど、他に、技術的な難しさも繰り返し指摘している。 この辺の理屈は、実は積極財政金融政策拒否派とそれほど大きく隔たっているわけではない。 教科書に載っているような認知ラグ、計画ラグ、実行ラグ、、といった様々なラグの存在が その理由の一つであ

    ドレーンということ - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2021/01/10
    した地域社会を支えるうえで必要だけれど、営利事業では 提供されることのないサービスを、いつ提供されるかわからない労働力を あてにしていても、まあ、結局事態は変わらないのかなあ、、、、 という話になってしま
  • コロナ問題の件 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 コロナ問題が騒がれ始め、かれこれ3か月であろうか。 経済活動には深刻な影響が出始めている、という段階は過ぎ、 長期戦の様相を見せ始めている。 当初、中国で工場が止まったの株価が下がったのといっていた間は とりあえず、国内ではどのようにして景気への影響を避けるか、 景気対策をどうするか、という問題設定で 議論が始まった。ところがしばらくたつと、今度は 国内でも伝染病の広がりを防ぐため、経済活動に対する自粛要請が 出始めるようになった。 最も当初は、まあ、よく言われているのはオリンピックとの関係で、 なるべく騒ぎを小さく見せることに政権が傾注し、 実際の伝染病対策は等閑にされ、 その結果、万事が後手に回ることとなったと伝えられている。 さらには欧米のような大規模な資金投入も行われて

    コロナ問題の件 - 断章、特に経済的なテーマ
  • The rise and fall of money manager capitalism: a Minskian approach 2009 の話(2) - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 ケルトンさんが来日した。おいらはあいにく参加できなかったのだが (あと1週間後だったら、余裕で1泊ぐらいしながら参加できたのだが、 間が悪いものである。。。。)。でもネット(ツイッターや三橋さんのところの動画)の情報を見るにつけ、 様子を知ることができた。 まあ、おいらも成り行きとはいえこうしてMMTに関わり続けてきたので うれしいのはひとしおだけれど、ただ、まあ、なんちゅうか、YouTubeあたりで 流れているマスコミとの会見でもケルトンさんが あきれていたけれど、何とかの一つ覚えみたいにインフレ、ハイパーインフレにしか質問が あつまらん、ちゅうのも、日のマスコミの状態って、もうどうなっちゃってんのかなあ、、、 という気もするんだよね。。。途中、資産バブルの問題について触れ

    The rise and fall of money manager capitalism: a Minskian approach 2009 の話(2) - 断章、特に経済的なテーマ
  • MMTについて⑥ストック・フロー・アプローチまたはGoldilocksの経済学 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 MMTの理論的方法を特徴づけているのが "Stock-Flow Consitent Approach" あるいは"Three Balance Approach" といわれるものである。 これは、Wynne Godleyというイギリスの経済学者(2012年没)によって 発展させられた論理パターンあるいは方法論である。 Wynne Godley 自身はMMTではない。 しかし、MMTの中心地であるbard collageの Levy Institute の一員として Wray やTchereva と同僚であり、 Papadimitriou やマルク・ラボワなどを通じても MMTに大きな影響を与えている(ラヴォア自身もMMTではない)。 ラボワによれば、GodleyはMMTの 強力な

    MMTについて⑥ストック・フロー・アプローチまたはGoldilocksの経済学 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2019/07/18
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  • MMTは日本で流行るべきではない。またはMoney in Motion の紹介(全然関係ない) - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 おいらにあんまりMMTを日で積極的に普及させようという姿勢のないことが 何やら問題なのだそうだ。 いや、最初このブログを始めた時、MMTに興味を示してくれる日人なんか ほとんどいなかったわけで、そうした中でも数人の方が 好意的に評価してくださって、そのおかげて、まあ、おいらとしても 断続的にではあるものの、こうやって書きたいことを書き続けてこれたわけなんで、 それを今になって、おいらが積極的に普及させる姿勢でなかった、といわれてもなあ。。。。 というか、このブログ自体、当初はMMTプロパーというより、 いろんな政府貨幣論を扱ってみよう、という趣旨だったんで、 とくにMMTを普及させようなんて姿勢を示さなかったのは、当然といえば当然のことなんで。。。。 ただまあ、MMTが面白

    MMTは日本で流行るべきではない。またはMoney in Motion の紹介(全然関係ない) - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2019/06/17
    「インフレになるまでは」政府が経済成長を主導し それによって「日はまた昇る」「世界がうらやむ日本になる」といわれているようだが、 それはこれまた自己欺瞞という点では 財政破綻派と択ぶ所はない。
  • 法人税減税に関するあほな話 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 日銀は関係ないです。 景気対策の一環として、 法人税減税が話題になることがある。 おいら個人は、今の時点で法人税減税が必要かどうか、 ここで書く気はない。法人税にせよ その他の法律にせよ、 今や、ある国が単独で決定していたのでは 経済的に期待する成果を上げることができるのかどうか、 疑わしいと思っている。 租税同盟とは別の観点で、 国際的な法人税やその他(トービン税のようなものさらには関税など)の 取決めの場のようなものが必要なんではないかな、 と、思っているから。そういうものなしに、 一国内で法人税云々を決定しても、 最後は各国間で法人税減税競争のようなことになり、 ますます経済を不安定化させることにしかならないのではないか、 と思っているから。 それはまあ、それとして。 実

    法人税減税に関するあほな話 - 断章、特に経済的なテーマ
  • L. Randall Wray のModern Money Theory が届いた。 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 L. Randall Wray のModern Money Theory が 届いた。 注文したときには、配達が10月になる、という通知を受けたのだが、 その2日後には発送しました、という通知を受け取り、 その翌々日には届いた。 今週の、、、、水曜のことだった(たぶん)。 まだ、読み終わっていないのだが (月末だぜ? 読んでる暇なんかねえよ。 いや、読んでる暇はなくても、 呑んでる暇はあるんだが。。。) ちょっと、内容的には、う~ん、いいんだか悪いんだか。。。 序文にははっきり書かれている通り、 もう10年以上前に出版された、 Understanding modern money (だったかな?)の、続編を意図して書かれたものだ。 もっとも、前著の出版以降も、 著者はいろいろな

    L. Randall Wray のModern Money Theory が届いた。 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2019/04/19
    2012  ”Employer of last resurt ” Employer of last resort
  • JGPについての個人的問題意識のひとつ ※画像の挿入の仕方が分かったので、記念にぐだぐだと。。。。 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 JGPの効果はどのようなものであろうか。 簡単に経済学の教科書に載っているようなイメージ図を使って 考えてみよう。部分均衡(他の条件を同一にして)の 比較静学的アプローチである。 周知の右上がりの労働供給曲線、 右下がりの労働需要曲線を前提にして描くと、 均衡点はA点であり、この点で 労働需要と労働供給が一致し、失業者が存在せず、 余剰が最大化されることになる。賃率はw0であり、 労働供給量=需要量はl0である。 図1 さて、ここで最低賃金法が導入されている場合と比較しよう。 なお、教科書では「最低賃金法を導入すると」というような 書き方が多かったのだが、これだと動学のようなものを イメージさせかねないので、あくまでも「最低賃金が 導入されている場合とされていない場合」の比較で

    JGPについての個人的問題意識のひとつ ※画像の挿入の仕方が分かったので、記念にぐだぐだと。。。。 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2019/03/08
    労働現場における過剰抑圧等は 賃金上昇による消費財の現実的増加や将来の可能性によって 比較的容易にあがなうことができた。この意味でグラムシが 酒税法の失敗とフォーディズムを結びつけていることは、 確かに重
  • インターバンク市場の機能について - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 前回書いた通り、 ブログのタイトルを改めて、 MMTとストック=フロー・アプローチ (ストック=フロー・コンシステント・モデル、 コヘラント・ストック=フロー・モデル、 スリー・バランス・アプローチ、等々、 いろいろ言い方があるみたいだけれど) すなわちSFCだけを 集中的に取り上げるブログにした。他の 国家貨幣論とか、CT(サーキット・セオリー)も 取り上げるようにはするけれど、 基的には、当座はこの二つ(というより MMTが中心で、SFCはお飾りかなあ。。)を 中心に論じることにする。 で、その1回目なんだけれど、 今回は、相当に退屈、かつ冗長になることが 避けられないテーマを取り扱うことにしました。 インターバンク市場の機能についてです。 元ネタは、マルク・ラヴォワMa

    インターバンク市場の機能について - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2019/03/08
    預金とは銀行が預金者に対し「この金額を上限として、あなたの指示に従って 現金への払戻しを行うか、他の銀行へ送金をするか、納税・その他政府への支払いを 代行をいたします」と約束している状態にある
  • 超高齢化社会の話 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 MMTの枠組みで物事を考えることで、 従来、財政の問題と思われていたようなものが 実はもっと別の根的問題となって現れてくる―― 要するに、財政「問題」を「解決」したところで もともとの問題の解決には全くつながらず 問題が別の形をとって現れてくるに過ぎない―― ことがある。高齢化の問題なども その一つかもしれない。 MMTにとって、租税や国債発行は 民間で生産された所得を 政府に移転するための手続きではない。 民間が生産した生産物(所得)あるいは サービス(これから所得になる)は 政府が支出をしてそれらを購入した段階で 民間から政府に移転される(あるいは 「そうでなければ民間で雇用されたはずの 労働力」を政府が雇う)のであって、 徴税や国債発行は その時に発行されたベースマネー

    超高齢化社会の話 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2018/09/19
    退職後の生活のための貯蓄は、それが 自発的なものであろうと強制的なものであろうと、 現在の所得から購買力を控除することに変わりはない。 これはデフレギャップを広げる効果を持つであろう。
  • しばらくぶりなので。。。。 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 御無沙汰である。。。。 ちとね、マジで仕事が忙しくなってきてしまって。。。 といっても、他の人と比べて、という意味ではない。 多分普通の人から見たら、 まだまだ何やってんだ、ぐらいのちんたらぶりであろう。 が、おいらにとっては大変である。 ツイッターでパラパラと 備忘のためリツをするのが 精いっぱいというところではあるが、 備忘のためのリツをしたツイを 読み直す、ということはあまり(ほとんど)無い。。。。 まあ、そんなわけで なかなかブログ更新もままならない。 当なら、今年はリーマンショックから 10年ということで MMTer(といったって、レイとティモワーニュが 中心だが)による サブプライムローン問題の分析というのか 解釈というものに 集中的に取り組もうと思っていたのだが

    しばらくぶりなので。。。。 - 断章、特に経済的なテーマ
  • 経済学と時間の話 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 大分せんに、足利の某クライミング団体の M氏(その筋ではそれなりに有名)が 高崎の熊撃ちのK氏と会話しているのを 聞いたことがある。 Kが、金属製の水筒がへこんでしまったことを M氏に話したところ、M氏が、「それなら、 水筒に水を入れて、冷凍室においておけば 一晩もすれば、水が膨張して、 多少もとの形に戻る」と説明していたのである。 90年代半ばのことだったと思う。 おいらは、この説明を聞いていた時、 ちょっと古いな、今、その熊撃ちの家にある冷蔵庫の 冷凍室でそれをやったら、たぶん、水筒は 壊れるな、と思いはしたけれど、 余計な口出しはしないで黙っていた。 はたせるかな、後日、熊撃ちは言われたとおりのことをやって、 結局、水筒は割れてしまったのだそうだ。 なんでそんなことが起こ

    経済学と時間の話 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2016/03/26
  • The Development and reform of the modern international monetary system の話(2) - 断章、特に経済的なテーマ

    … … 短いけど、今日はここまで。相変わらず、区切りの悪いところで中断することになってしまったが、 おいらもいろいろと忙しいんだよ。。。。 今回出てきたHeinsohn and Steiger というのは、私的所有権の起源と 現代貨幣の結びつきという視点で貨幣を論じている人たちでMMTerというわけではないが、 後にJ. Smithin のWhat is Money ?には、Wray やIngham などとともに寄稿してる。

    The Development and reform of the modern international monetary system の話(2) - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2016/03/04
  • Credit Theory of Money 信用[債権]貨幣理論 ② - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 なかなか進まないが、少しずつやっていきます。。。。 P53:2 さほど昔のことではないが、フランスでは様々な異なった貨幣単位があったばかりでなく、 それらがすべてリーブルという同じ名称で呼ばれていたのであるが、 ところがこれらのリーブル――あるいは政府によって使われていたもの――は、繰り返しになるが、 しばしば強い貨幣と弱い貨幣とに分類され、政府貨幣は弱い方だったのである。この分類の 意味するところは、政府貨幣は銀行貨幣より価値が劣っていたのであり、あるいは技術的な言い方をすると、 銀行貨幣表示では減価したのであり、それゆえ、銀行家たちは、貨幣法があったにもかかわらず、 銀行に対する債権であるリーブルと等価で政府に対する債権であるリーブルを受け取ることを拒否したのである。 P5

    Credit Theory of Money 信用[債権]貨幣理論 ② - 断章、特に経済的なテーマ
  • ちょっと役所と銀行を弁護したい。 - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 7月の資金繰りも、なんとかつながるめどが立ったが 銀行との関係もあって、 落ち着いた仕事ができない。 で、一休みだが、 円安が凄まじい勢いで進んでいる。 まあ、どうでもいいちゃいいんだが、 実はおいら、毎朝、会社でその日の仕事の一番最初に、 その日の朝(というか 前の晩)の為替レートを記録している。これは、フィリピン子会社との レートの取り決めのためずっと記録しているもんだ。で、これを 記録するため、自分で作ったアクセのプログラムがあるんだが、 これが、1ドル120円を超えると、いちいち 警告ページが開く。さらに今朝なんか125円を超えたら さらに毒々しい真っ赤な警告ページが開いてうざったいこと。 で、それぞれのページには「○○銀行 ノックアウト」「XX銀行オプション行使」と、

    ちょっと役所と銀行を弁護したい。 - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2015/06/21
    2006”とある元財務官僚によるなら 当時の円安では中小企業の仕入価格高による困窮は 全く聞いたこともないのだそうで、 忘れてしまったのか、それとも本当に彼の所属したセクションでは そのようなことは全く伝わって
  • Mitchel Innes "What is money ?" 続き ④ - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 Innesの粗訳だが、遅々として進まんねぇ。。。 気分的にも、ちょっと落ち着かないのかなあ。。。 まあ、おいらはかみさんと二人っきりだから、 会社がつぶれたって、なんとでもなるんだけれど、 中にはお子さんもいて、ご両親も面倒見て、 家のローンもあって、夫婦そろってこの会社で働いている、 って人もいるから、なんとかつぶれないで済むのであれば、 それに越したことは無いけれど、 でも、正直な話、うちみたいな会社が存続し続けるとしたら、 日の資制経済って、なんかヘンだともいえるんだよなあ。。。 どうして、こんな会社が残れるんだろう。。。。 といったって、少なくとも、世間でいういわゆる「ブラック企業」ではないし、 まあ、社長だって、悪党ではないんだけどね。。。。 悪い人間じゃないんだ

    Mitchel Innes "What is money ?" 続き ④ - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2015/05/23
    和訳が販売されている本の私訳
  • Mitchell-Innes "What is Money ?" のお話① - 断章、特に経済的なテーマ

    暇つぶしに、徒然思うこと。 あと、書き癖をつけようということで。 とりあえず、日銀で公表されている資料を題材に。 Mitchell-Innes の”What is Money ?” の粗訳に取り掛かる。 論文は、L. Randall Wray and Stephanie Bell の 編集になるCredit and State Theory of Money に所収されている 論文。もともとは1913年に発表されたものだ。 ちなみに、このミッチェル-イネスMitchell-Innesという名前だが、 L. R. Wray & S. Kelton(当時はBell)の序文によると 当はミッチェルとイネスの間にハイフンがあってそれで 繋がれて一つの名前らしいのだが、論文を発表するときには ハイフンが取られていたので、それにならってInnes と 呼んでいるとのこと。 このMitchell-I

    Mitchell-Innes "What is Money ?" のお話① - 断章、特に経済的なテーマ
    maturi
    maturi 2015/04/17
    欲望の二重一致を解消するために貨幣があるのではない()