最近は積極的にマクロ経済学のお勉強をすることもなくなってしまったので、たまにはこういう本も読まなくてはならないのである。 全体としてはタイトルのように、マクロの経済環境が変化していることを踏まえて政策も変わっていくよ、ということが述べられている。 昔からのリフレ派の中で、いまだにマネーを発行すればいいのだとSNS等で主張するひともいる。 原理原則を理解していないから環境の変化を認識できずに醜態をさらしている。これは似非MMTerも同様である。 つまり過少な需要によるデフレは終息し、供給サイドが制約になる時代に突入したのである。リフレ派が待ち望んでいた状況がやってきたのである。 供給に対する需要の超過が常態化することで、需要に引っ張られる形で供給サイドも強化されていく。これを高圧経済と著者らは呼んでいる。 そして著者も指摘するように、高圧経済は必ずしも心地の良いものではない。だから理解の浅い
![飯田泰之『財政・金融政策の転換点 日本経済の再生プラン』読んだ|はむっち@ケンブリッジ英検](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/97b47545ef962ce99ec981b19ff6e2d76d3c6d90/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F134391566%2Frectangle_large_type_2_8c91c22d637656451f8cdf5fb132e21f.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)