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ブックマーク / sura-taro.hatenablog.com (53)

  • 普通の人びとによる「普通ではない行為」による不安について。 - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 増補 普通の人びと: ホロコーストと第101警察予備大隊 (ちくま学芸文庫 (フ-42-1)) 作者: クリストファー・R・ブラウニング,谷喬夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2019/05/10メディア: 文庫この商品を含むブログを見る ナチスによるユダヤ人大量虐殺について、その原因を探るために多くの研究がなされてきました。 ナチズムを「狂気だ」とだけ断罪しヒトラーやナチ親衛隊幹部の個人的に残虐性を好む資質だけに帰結させる。 あるいは、ナチズムはドイツ史の自由を重視せず抑圧的な同調を強いる社会のなかからこそ生まれてきたものである。 最初はそのような「説明」がなされてきました。 それとは異なる、自分たち普通の人間があのような虐殺行為を繰り返すことはない。 そう安心していたこともあったようです。 書の研究対象である第101警察予備大隊は、前線で兵士として戦うには

    普通の人びとによる「普通ではない行為」による不安について。 - すらすら日記。
  • 戦場における隠したい事実と、誇張したい傾向について。 - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 兵士というもの――ドイツ兵捕虜盗聴記録に見る戦争の心理 作者: ゼンケ・ナイツェル,ハラルト・ヴェルツァー,小野寺拓也出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2018/04/17メディア: 単行この商品を含むブログ (1件) を見る 兵士たちが故郷にあてた手紙、戦争が終わってから書かれた回想録には必ず「想定された読み手」が存在し、その記述には自己正当化や誇張が混ざり込んでしまいます。 戦場では当然のことである「敵を殺す」「敵かもしれない、敵になるかもしれない非戦闘員の市民を殺す」という行為は、読み手がいる一般社会では望ましくないされると兵士自身もわかっているため、手紙や回想録ではこれらは省かれていることが多いとも。 書は、資料館に埋もれていた米英軍の捕虜となったドイツ国防軍兵士の会話を「盗聴」した膨大な記録を歴史研究者が発見し、整理分析したものです。 盗聴記録です

    戦場における隠したい事実と、誇張したい傾向について。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2019/05/07
    REV氏に ”ドイツ国防軍兵士は繰り返し次のような話をします。 「圧倒的な物量の敵、無能な上官、乏しい装備にもかかわらず自分は奮闘し戦果を挙げた」 これはドイツ軍兵士だけではなく「仕事」がある場所では広く
  • 考えることを諦めてしまう日の到来の順序について。 - すらすら日記。

    日々なんとなくこなしている仕事。 たいていのは、前の人が作ったファイルをコピーして、それに今年の数字を置き換えていくくらいでこなせていました。 従来なら、周りの環境の変化も小さくゆっくりだったので、それでなんとかなっていたように思います。 ところが、ここ数年顕著なのですが、変化のスピードが急激に早くなり、「去年のコピー」+「数字の置き換え」ではもう対応できなくなりつつあります。 新しい事象が起きれば、それにどう対応するのか、誰かが事細かに指示してくれることはありません。 自分で考えて解決策を生み出してくしかないわけです。 この「自分で解決法を考える」というの、みんなができるわけではありません。 ある人は、変化に対応することも、考えることもできない。 また、データ集計も、RPAなどという大げさなものではなく、ちょっとしたエクセルの工夫でどんどん時間短縮が進んでいます。 できない人は、エクセル

    考えることを諦めてしまう日の到来の順序について。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2019/05/07
  • なぜ金持ちはより多くの税金を払わなければならなかったのか? - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 金持ち課税――税の公正をめぐる経済史 作者: ケネス・シーヴ,デイヴィッド・スタサヴェージ出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2018/06/15メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 税金というものは古代より存在しますが、所得税は19世紀頃からの新しい税金です。 当初は所得のせいぜい3%程度しか課されていませんでした。 しかし、20世紀に入って急激に税率が上昇し、最高では限界所得(追加で得られた所得)の80~90%まで課されるようになりました。 そこには、こういう考え方が背景になっています。 税金は、金持ちがより多くを負担すべきだ。 書は、なぜ「金持ちが税金をより多くを負担すべきだ」という規範が社会に広く受け入れられたかについて、仮説を立てています。 制限選挙から男子普通選挙に移行するという民主主義の発展により、多数派である貧困層が自分たちに有利

    なぜ金持ちはより多くの税金を払わなければならなかったのか? - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2018/08/17
    のだ、フラットな税率こそが経済成長に資するという「思想」も要因として挙げています。しかし、この思想ははるか20世紀初頭から存在するが広く支持されることはなかったとも
  • スルガ銀行と地銀64行財務指標の比較について。 - すらすら日記。

    また文章だけではわかりにくいので、エクセルにまとめました。 スルガ銀行 地銀64行平均 貸出金利回り 3.62% 1.20% 預貸金利ザヤ(国内) 2.38% 0.29% 総資金利ザヤ(国内) 1.58% 0.19% OHR(経費率) 42.6% 68.30% ROE 15.14% 5%前後 貸出金利回り=貸出金利息÷貸出金平残 預貸金利ザヤ=貸出金利回りー(預金等利息+経費)÷預金平残 総資金利ザヤ=総資金利回りー資金調達利回り(経費含む) OHR=経費÷業務粗利益(人件費(臨時費用分を除く)+物件費+租税公課) ROE=当期純利益÷自己資(前期+当期÷2) twitter.com

    スルガ銀行と地銀64行財務指標の比較について。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2018/01/22
  • 「味方の選び方」にかかる最後の一線を守ることについて。 - すらすら日記。

    世の中には、経済政策のあり方、エネルギー政策、男女の平等、教育への公費投入の程度、移民の是非など、意見が対立する様々な問題があります。 昔はマスコミや学識経験者だけがその問題点に関する議論に参加できました。 でも、昨今は市井の人々もSNSやブログで気軽に意見を言えるようになり、web上では毎日のように対立する問題点について、様々な議論がなされているようです。 自由な議論こそが、抜き差しならぬ対立があって、妥協は不可能であるかのような問題点について、再考と歩み寄りによる解決策の合意を得ていくきっかけになるのではないかと思います。 ただ、その議論を眺めていると、自分の意見を正当化したいのか、多数派の獲得を目指すためなのかはわかりませんが、味方にしてはならない・仲間となってはいけない人々を引き入れている例が多くみられます。 原子力発電に反対だから、暴力革命を公然と主張する極左テロリスト集団を仲間

    「味方の選び方」にかかる最後の一線を守ることについて。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2017/09/04
    意見を異にする人、中立な人々から広く賛同と合意を得ようとするとき、そのような「一線を越えてしまっている人々」と仲間であることが、著しく、意見の信頼性・説得力を低下させていることにも無頓着なのかもしれま
  • 職場で「義理お土産」を配る習慣について。 - すらすら日記。

    皆さんの職場にも、休暇明け、お菓子を買ってきてみんなに配るという習慣があるでしょうか? 純粋に好意でお土産を買い、それを配っていることまでは否定するつもりはないのですが。 よく見ていると、お土産を配る方は、 「休みを取ってご迷惑をかけました」 受け取る方は、 「おう、こんなものか」 などという会話も。 お土産って、楽しい旅行をしてきて、帰りを待っている人にその楽しさを分けるために配るものじゃないのでしょうか。 休暇は別に「迷惑」でもなんでもない。 お土産で「休んで迷惑をかけたことを埋め合わせる」ような気持になってたら、配る方も貰う方も嬉しくないような。 思うに、この不思議な「義理お土産」は、休暇を取ることが珍しかった時代、旅行が珍しかった時代の名残りなのかな、とも感じております。 私自身は、休暇での旅行仕事での出張でも、こういう職場での「義理お土産」は配りません。 あまり給与水準が高くは

    職場で「義理お土産」を配る習慣について。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2017/05/31
    社会人になるとこんな風習があるのか(知らなかった)
  • ヘリコプターからお金をばらまけば、政府の利払い負担をゼロにできる? - すらすら日記。

    最近、「政府の財政支出に必要な資金を国債発行ではなく、直接、中央銀行の資金でファイナンスすることで需要を拡大し、デフレから脱出する」=ヘリコプター・マネーというのが話題になっております。 これは、もともとはフリードマンが1969年に発表した「ヘリコプターからドル紙幣をばらまいたらどうなるのか?」という思考実験論文に基づくものです。 今年4月、バーナンキ前FRB議長がブログにヘリコプター・マネーについて書いたことで、注目が集まることになりました。 Amazon 週刊金融財政事情 2016年 7/25 号 [雑誌] 出版社/メーカー: きんざい発売日: 2016/07/25メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る楽天週刊 金融財政事情 2016年 7/25号 [雑誌] 価格:699円(税込、送料無料) (2016/7/27時点) 稿は、7月25日の週刊金融財政事情に掲載された翁邦雄・京都大

    ヘリコプターからお金をばらまけば、政府の利払い負担をゼロにできる? - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2016/07/28
    政府の負債である国債は、中銀の資産であり、連結決算のように国債は「相殺消去」され、この世から消滅してしまうとの考え方もあるようです。 しかし、民間銀行は、国債の代わりに日銀当預を受取ります。これ統合政
  • 誰のために/何のために仕事をするのかというお話。 - すらすら日記。

    仕事が終わった後に会社の人との飲み会とか、最近めっきり減りました。 特に、若い方はプライベートが大事でしょうし、お金の使い方も考えているらしく、飲み会には来ないですね。 私自身も職場の同僚とは、仕事をさせる/させられる「機能」「役割」くらいにしか思っていないので、プライベートなことを話すこともありませんし、たまの飲み会でも「話題がない」という状況になっていることが多いです。 ただ、「良い仕事」をするためにはやはり仲間のために頑張る、そのためには互いの気心も知れて、信頼感がなければならないという声も聞きますし、それも当たっているらしいことはわかります。 思うに、仕事それ自体に価値を見いだすことができれば、誰も見ていなくても、誰にも理解されなくとも「良い仕事」ができるのでしょう。 でも、仕事そのものの大部分は単調で退屈なものですし、価値を見いだすのは難しいのでしょう。 誰のために働くのか、何の

    誰のために/何のために仕事をするのかというお話。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2016/03/19
    ポエティック
  • 粉飾決算は根っからの悪人の仕業ではなく、普通の人間の弱さから始まるというお話。 - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 粉飾決算 ―問われる監査と内部統制 作者: 浜田康出版社/メーカー: 日経済新聞出版社発売日: 2016/03/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 書は、4章からなり、1~3章で粉飾決算とは何か、事例を挙げて分析しつつ、第4章で粉飾決算を防ぐために何をすればいいのかを提言しております。 第1章は日長期信用銀行「粉飾」決算と違法配当に係る刑事事件についてです。こちらは、銀行の貸倒引当金繰入/貸倒損失に係る会計処理が、従来の税法基準から、自己査定・金融商品会計基準等に基づいて行われる現在に近い基準に切り替わる過渡期において、長銀の経営者が、商法にいう「公正ナル会計慣行」に従っていたのかということが争点となりました。 地裁高裁と有罪判決が下りましたが、最高裁は、争点となった時期(平成10年3月期)においては、自己査定基準がいまだ「公正ナル会計慣行

    粉飾決算は根っからの悪人の仕業ではなく、普通の人間の弱さから始まるというお話。 - すらすら日記。
  • 不正は「会社のため」じゃなく、私心・私欲の闇によるのではないかというお話。 - すらすら日記。

    日のお題はこちら。 東芝 不正会計 底なしの闇 作者: 今沢真出版社/メーカー: 毎日新聞出版発売日: 2016/01/30メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 書は、東芝の不正会計について、発覚から現在までを毎日新聞社の論説委員であり、web上の「経済プレミア」の編集長である記者がまとめたものです。 内部告発による不正発覚から、第三者委員会の報告、迷走する経営陣の情報開示、米国子会社(原子力事業)ウェスチングハウス社の「のれん」減損、新日監査法人のずさんな会計監査の問題まで、時系列で丁寧に整理・編集されております。 もともとweb上の「経済プレミア」連載を加筆・修正して編集したものであり、その時々の報道や東芝の開示資料を追っていた方であれば、新事実や新しい独自の視点というものはそれほど無いと思われます。 しかし、やはり大新聞の取材力・編集能力は優れたものであり、事実

    不正は「会社のため」じゃなく、私心・私欲の闇によるのではないかというお話。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2016/02/07
    権力
  • 自分の人生の選択は、自分にしかできないというお話。 - すらすら日記。

    お昼にラーメンにするかカレーにするかに始まり、進学、就職、転職と、人生は選択の連続です。 選択する時は、その場の気分で決める時もあれば、いろいろと情報を集めて考えたうえで判断する時も。 迷ってしまって、一人では選択できない時は、誰かに相談することもあるでしょう。 でも、自分の人生を左右するような選択は、誰かに決めてもらうことはできません。 相談したとしても、それは自分で決めるしかないと思っています。 重大な選択の際に、誰かに背中を押してもらいたいとか、「決定する」重圧を軽くして欲しいとか。 そんな気持ちは、わからなくはありません。 でも、私なら、自分で決めます。 選択が間違っていたとしても、それは自分だけのせいだ、と納得できますから。 なので、難しい相談を受けたとしても、それにははっきりしたアドバイスはしないし、できません。 背負う人生は、自分のだけでせいいっぱいですから。

    自分の人生の選択は、自分にしかできないというお話。 - すらすら日記。
  • 誰かに従って考えずに生きる日々だけじゃ嫌だ、というお話。 - すらすら日記。

    ある人間は、他の人間よりも2倍くらい腕力が強いことはあるかもしれませんが、10人の他者に押さえつけられたとしたら、抗って勝てる個人はなかなか存在しないでしょう。 でも、実際にはある一人の人間が多くの他者を、腕力すら使わずに従えています。 「権力」というものでしょう。 その権力は、神と血統に由来するものであったり、自ら選挙で選ばれたりしたという正統性に源泉があることも。 あるいは、自ら、その人に従うことが楽だったり、安心したりするからかもしれません。 誰かに追随して何も考えない方が生き延びやすいのかもしれません。 私も、一人きりでは明日をも知れないような弱い存在です。 でも、権力に盲従して楽な日々を生きるだけじゃなく、一人で考える時間も。 そんな時間もあればいいな、と思っています。

    誰かに従って考えずに生きる日々だけじゃ嫌だ、というお話。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2016/01/22
    ”封建社会の完成形とは少数のサディストと多数のマゾヒストによって構成されるのだ;”
  • 本当に「わかる」ための作法についてのお話。 - すらすら日記。

    仕事でも、勉強でも、新しい分野に入っていくと今まで触れたことがない文章を大量に読まなければなりません。 ある程度読み込んでいくと、「わかった!」という水準まで到達し、なんとかこなせるようになります。 でも、ちょっと応用的・異例的な事例に当たりますと、「あれ?これどうやるんだろう??」ということに。 「わかった!」と思ったら・・ その分野を何も知らない方に説明してみるか。 あるいは、説明してみる相手がいなければ文章に書きだしてみるといいでしょう。 当に理解してれば、他者にわかるように説明できます。 こんがらってきたら、わかっていないということです。 中途半端な理解で、やっつけでこなしていると、思わぬ落とし穴があいていて痛い思いをすることに。 そのために、真に理解するためには、基礎をしつこいくらい固めて。 あとは何度も事例にあたって、わからなくなったら基に戻る。 当に理解する。そのために

    本当に「わかる」ための作法についてのお話。 - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2016/01/08
    「わかった!」と思ったら・・ その分野を何も知らない方に説明してみるか。 あるいは、説明してみる相手がいなければ文章に書きだしてみるといいでしょう。
  • 「みんなと一緒に」好き/嫌いでも、少しづつ異なる、というお話。 - すらすら日記。

    好き/嫌いという感情は、最初は個人的なものであります。 その感情の対象は、政治的意見・宗教的な感情、入口の機会均等なのか結果の再分配重視なのかとか、恋愛の対象が異性なのか、同性なのかなどという大きなものから、べるもの、着るもの、住まいが所有なのか賃借なのか、住む場所、はたまた小説のジャンルからアイドルとか芸人など・・それこそ無限に。 人間は社会的な存在ですから、同じ対象が好きなもの同士・嫌いなもの同士で群れをなしていることが多いのではないでしょうか。 同じものが好き/嫌いであれば、ある程度は理解しあえて、話が通じる傾向にはあります。 でも、その好き/嫌い同士であっても、ちょっとした傾向の違いによって違う性向を持つ方々よりも争いが起きているのも見かけます。 過激な政治党派内で、外部からは区別が付かないようなもの同士が繰り広げる内ゲバとか。 宗教対立は異教徒よりも、むしろ異端を迫害したり。

    「みんなと一緒に」好き/嫌いでも、少しづつ異なる、というお話。 - すらすら日記。
  • 無能な中高年を解雇して未来ある若者を、という一面の正義の前に。 - すらすら日記。

    「無能な中高年の雇用を続けるくらいなら、そんなのはクビにして未来ある若者のために席を譲るべきだ」という意見も耳にします。 確かに、周囲を見回しますと、もはや職業能力の向上は見込めず、実際に何らやる気のない中高年従業員はゴロゴロいます。 やる気がないだけならまだしも、仕事の邪魔ばっかりして、物事が進まない原因を作り出しているような方も。 こういうのが積み重なって、会社全体、いや日社会全体の低生産性の原因になっているんだな、と思いますと、暗澹たる気持ちに。 そんな中高年社員も、家に帰れば家族があり、子どもがいたりするんでしょうか。 「未来ある若者」というやつですね。 中高年社員を「無能だ」ということで解雇すれば、再就職もままならないでしょう。 その家庭の「未来ある若者」まで運命を共にすることになります。 じゃあ、子どもがいない「無能な中高年」を選別して解雇しますか? なんだか、おそろしい社会

    無能な中高年を解雇して未来ある若者を、という一面の正義の前に。 - すらすら日記。
  • どうして守られない「人を見た目で差別してはいけない」という躾を? - すらすら日記。

    たいていの方は、小さい頃から、「人を見た目で差別してはいけません」と親から躾けられることと思います。 学校でも、そう教育されるのではないでしょうか。 会社内部では、建前としては、女性だけにではなく、男性に対しても、容姿を論評することは絶対にできません。 そんなことを言えば、たちまち、社内のコンプライアンス窓口か、社外の弁護士に通報されてしまうこととでしょう。 ここでは、躾や教育の「正しさ」が守られているようです。*1 しかし、一歩出ますと、そこでは違うルールが支配しています。 今朝、「どうしてイケメンなのに、彼女がいないの?」ってTVで流してました。*2 かわいい女の子はかわいいというだけで世の称賛を浴びます。*3 これって、人を見た目で差別していますよね。 なぜ、人が自らは美しくありたいと思い、美しい他者を求めるのか、詳しい理由は私にはわかりません。 でも、美しさを求めるのは事実のようで

    どうして守られない「人を見た目で差別してはいけない」という躾を? - すらすら日記。
  • 現状が嫌なら、「変える」ために何かしている? - すらすら日記。

    時代劇で悪事を働き、庶民をさんざん苦しめておいて、最後に正義の味方に斬られちゃうのは悪代官と高利貸しと決まっています。 公務員と銀行員ですね。 この2者は、現代も嫌われ者であることは変わりありません。 公務員も激務で理不尽らしいですが、詳しいことはよく知らないので置いておきます。 銀行員もその独特の「詰め」の文化とか、意味不明の精神主義とか、理不尽な基地外上司とか、いろいろな原因で病んでいる方をTwitterでもよく見かけます。 それで愚痴愚痴一人で病んでいるのはご自由に、というところなのですが、終いには自分の身の回りの些細な事象を一般化して銀行や金融機能それ自体まで攻撃し始めているのを見ると、痛いな、と。 自分の属している業界に嫌な部分があると思うなら、黙って去るか、変えるために何かすればいいのにね、としか。 一般化して、全体攻撃してくる方に巻きこまれてはたまりません。 私はここで生きて

    現状が嫌なら、「変える」ために何かしている? - すらすら日記。
  • 仕事をすることだけでプライドを維持していると・・ - すらすら日記。

    多くの方々は「働くこと=仕事をすること」で社会とつながり、自分は世の中に必要とされている、価値がある人間なんだ!という自尊心を満たしています。 その仕事が世の中に価値を生み出して社会、とか大げさなものではなく、属する組織をより良くしているならば、その方にとっても帰属する場所にもWin-Winでしょう。 得てして、ベテランとかお局さまとか呼ばれる組織の中に長くいる方々は、自己流の仕事の仕方にこだわっていることが多く、実は組織の要求にも世の中の流れとも合わなくなっていることが。 その結果、非効率を巻き起こして周りの方々に余計な負担を掛けている多いです。 そして、ベテランの方は、そのことに気付いていないことも。 その非効率を指摘して、仕事のやり方を変えようとすると、強烈な抵抗を引き起こします。 「やり方を変えろというのか!俺はプライドを持って仕事をしているんだ!!」 仕事の内容や成果ではなく、仕

    仕事をすることだけでプライドを維持していると・・ - すらすら日記。
  • 嫌いな人が行う「好ましい行い」を分けて考えることができる? - すらすら日記。

    生身の人間である以上、完全に公平無私な視点というのはあり得なくて、好きな人と嫌いな人がいます。 嫌いな人を嫌いになるきっかけは、その普段からの言動を見て、自分の価値観や感情からして受け入れらない!となることが多いのでしょうか。 しかし、嫌いな人でも・・ そのふるまいがすべて私にとっての「嫌な言動」ではなく、 たまに私にとって「好ましい行い」と思うことも行うことも。 「坊主憎いけどその袈裟めっちゃいいじゃん」というのは、生身の人間にとって実に難しい— すらたろう (@sura_taro) 2015, 10月 29 その時、冷静に「あいつは嫌な奴だが、今度だけは賛成する」というのは感情を持つ以上、なかなか難しいものです。 さらに、その「嫌いな人」は、善意を装って「好ましいと感じられる行為」を演技していることも。 演技だなんて考え過ぎなのかもしれませんが、正義の味方・弱者の味方をする振りをしつつ

    嫌いな人が行う「好ましい行い」を分けて考えることができる? - すらすら日記。
    maturi
    maturi 2015/10/30
    ツイッターランドはそういう修養をする場として活用すべき()