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ブックマーク / yashio.hatenablog.com (19)

  • CoCo壱番屋と共に生きる - やしお

    カレーハウスCoCo壱番屋(以下ココイチ)は、定期的に「美味しくない割に高い」と話題になる。そのたびに哀しい。ほとんど腹を立てているくらいの気持ちになっている。ココイチに対して私は冷静な評価はできない。 そうした気持ちがどこから来るのかを一度整理して片付けておく。 「自分のもの」という感覚 家庭料理や自国料理をよその人に貶される感覚に近い。自分で文句を言うのはいい、だが他人に言われるのは許せない、というような感覚。 よく「まずい料理代表」とネタ扱いされるイギリス料理も、最近はその揶揄が「ダサい」と否定されてきている気がする。 世界に先駆けて産業革命に突入したことで文化を不可逆的に破壊されたイギリスを、後追いで産業革命を短期に圧縮できたことで文化を維持できた日が、嘲笑できる立場にあるのだろうかという疑いもある。 そんな切実な背景がココイチにはないとしても、尊重されれば嬉しい。私は美味し

    CoCo壱番屋と共に生きる - やしお
    maturi
    maturi 2023/03/20
    アベノミクス インフレ目標 渡辺務
  • 陰謀論への免疫力を高める - やしお

    陰謀論に感染すると人も周りも苦しい。免疫力を高める体質づくりには、以下のような習慣が必要だと思っている。 「相手が愚かだから」で解釈しない 「自分は全体を見えている」と信じない 義憤ではなく好奇心で見る 自分に一貫性を課し過ぎない 標準理論をまず勉強する どれだけ予防的な習慣を取っても100%は保証できない。しかしリスクは低減できる。自分自身への予防措置として一旦まとめておこうと思った。 陰謀論の見た目 陰謀論は「正しいもの」として現れる。整合的に(筋道が通っているように)見える。以下のような手段でその「正しさ」は支えられる。 前提条件を見せない・隠蔽する:「既に証明されている」「明らか」「当然だ」といった言辞で、前提への疑問や遡行をシャットアウトする。 検証不能な前提を導入する:実証的に存在を確認できないもの(闇の組織や神)、裏取りのできない人物の意図や発言、無関係な事象の結びつけ(こ

    陰謀論への免疫力を高める - やしお
    maturi
    maturi 2023/02/06
    陰謀論、複数の現象を一つで説明しようとする傾向・性質があるのでそこんとこどうなの
  • 逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお

    実際に逮捕・起訴された人の事例をいろいろ読んでみると、普通に生活・仕事していてもされる時はされるんだと思う。 痴漢冤罪や荷物すり替えで違法薬物の運び屋にされるなどの巻き込まれケースだったり、もともとルール(法律・運用)が曖昧なグレーゾーンが拡大解釈で突然咎められたり、捜査機関の描いた架空のストーリーの登場人物にされたり、人は犯罪の意識が希薄だったり、色々ある。 逮捕・起訴されると人生に大きなダメージを被る。会社なんかで災害を想定してBCP(事業継続計画)を事前に立てたりするけど、それと同じような感じで、万が一逮捕された場合でも「こうなる」をそこそこ認識して「こうする」を事前に決めておければ役に立つかもしれないと思うようになった。 概要 弁護士選び 逮捕~裁判の流れ 逮捕 逮捕後 留置場・拘置所 取調べ・調書 捜索差押 勾留請求・勾留質問 裁判 世論形成・名誉回復 参考事例・参考文献 概要

    逮捕にそなえる人生継続計画 - やしお
    maturi
    maturi 2022/02/09
    ドイツから雑誌を輸入したら音信不通になった漫画家が、実は逮捕されていたからだった、という事案が あったな
  • 新型コロナワクチン時系列 - やしお

    現在のワクチン 現在世界で承認している国が多いものは以下の8種類ほど。 日はファイザー、モデルナ、アストラゼネカの3種を承認済み、J&Jが承認申請。 【mRNA】 ファイザー(米)(ビオンテック:独) モデルナ(米) 【ウイルスベクター】 アストラゼネカ(英)(オックスフォード大:英) ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)(米) ガマレヤ研究所(露) セラム・インスティチュート・オブ・インディア(SII)(印) 【不活化】 シノバック(中) シノファーム(中) 概要 20年1月:感染が世界に拡大 1~2月:各国で開発開始 3~4月:臨床試験開始 5月~:量産体制構築 6~8月:各国政府が製薬会社と供給契約を結び、確保競争 11月:ファイザー、モデルナ、アストラゼネカが臨床試験完了 12月:米英EUなど接種開始 中国ロシアは欧米と動きを異にしている。 米国等へワクチン情報を狙ってサイ

    新型コロナワクチン時系列 - やしお
    maturi
    maturi 2021/08/25
    酸素が低下したとき、入院できるかどうかも運だ
  • 小野マトペ氏の逮捕・裁判のこと - やしお

    小野マトペ氏の東京地裁での裁判について、傍聴した今井亮一氏が1/9と2/16の2回メルマガで報告したものを読んだ。 放っておけば何の実害もなかった事柄を、直接的な利害関係者でもないたった一人の第三者が通報することで、逮捕され生活を破壊されなければならないのは、やっぱり何かアンバランスなんじゃないかと改めて怖くなった。 メルマガの内容以前に、逮捕の報道に至るまでの経緯を再確認すると以下の通り。 2020/3/17 20:15に「私はコロナだ」とツイートし、同日21:14に「濃厚接触の会」という言葉と飲店のテーブルに乗ったビールの写真をツイートした。ビールのグラスには店名の入ったロゴが印刷されており、写真にはロゴが写り込んでいる。 https://twitter.com/ono_matope/status/1239872988704464899 https://twitter.com/ono

    小野マトペ氏の逮捕・裁判のこと - やしお
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    maturi 2021/02/20
  • 安倍政権での「第二官僚」のメンバー - やしお

    安倍政権下では専門性や実効性より、内閣の存続(=支持率の維持)やメンツが重視されているように見える。 最近の新型コロナウイルス対応での全国一斉休校も、官邸サイドの主導で進め、文部科学省・大臣との事前調整もなかったと報道されている。さらに安倍首相自身が「直接、専門家の意見を聞いたものではない」と2020年3月2日参議院予算委で答えている。結果として対策が功を奏したとしても、そのことと意思決定の過程が正しかったかどうかは別問題で、結果の妥当性は過程の妥当性を正当化しない。 こうした専門性の軽視は「第二官僚」(官邸官僚)の形成という視点で捉えると理解しやすいのかもしれない。 野球や相撲でもプレイヤーの出身や経歴、実績、得意技を把握しておくと試合や取組を見るのが楽しくなるし、ニュースで名前を耳にしても「ああ、あの時の人ね」と分かるようになる。同じように第二官僚のプレイヤーもその辺を覚えておけば、別

    安倍政権での「第二官僚」のメンバー - やしお
    maturi
    maturi 2020/03/20
    GDP600兆円 ”現実的な制約に根差しているというより、数字ありき、印象ありきで政策が設定されている。”
  • 映画『家族を想うとき』が冷静に見られなかった - やしお

    ケン・ローチ監督の『家族を想うとき』(Sorry We Missed You)は、どうしようもなく個人的な記憶が喚起されて冷静に見ることが難しい映画だった。忘れていた、完全に忘れていたわけではないけれど、日常的に意識したり思い出すことの少なくなっていた「お金がないと余裕がなくなって日常がキリキリと苦しくなっていくあの感覚」がよみがえって、12年前の両親との暮らしの記憶が一気に立ち現れて冷静でいられなくなるのだった。 (この映画は「ネタバレ」とは無縁のお話だとは思うけれど、内容について以下で触れているので一応ここで断っておく。) イギリスで暮らす一家の日常が描かれる。ホームレスにはならない程度の貧困にあえいでいる。父親は配送ドライバー、母親は訪問介護の職業に就いている。職にあぶれている訳ではなく、二人とも真面目に働いているし職業意識も高い。15歳くらいの長男は友人グループとのグラフィティにハ

    映画『家族を想うとき』が冷静に見られなかった - やしお
  • 誰かを貶める笑い - やしお

    新しく始まったアニメ「アフリカのサラリーマン」の第1話をこの前見て、「誰かを貶めることで発生する笑い」みたいなのはもう、見るのがしんどいなと思った。 二足歩行の動物たちのコメディで、電車で通勤していたサラリーマンが女子高校生によって痴漢にでっち上げられそうになるというエピソードが前半に流れた。サラリーマン(オオハシ)は女子高校生(ゴリラ)に向かって「鏡見ろブス」と言う。またサラリーマンの同僚(トカゲ)は、オオハシがスマホでデリヘルのウェブサイトを見ているのを女子高校生に示し「こいつのスマホを見て下さい。素人JKには興味ないんです。プロのババアにしか反応しないんです。(だから痴漢はしていない)」と擁護する、オオハシは「人の性癖ばらすのやめてくれる?」と怒る、という場面だった。 また後半では、合コンに出席したオオハシ(男)が、相手側の女性がみんな可愛かったので遅れている最後の一人にも期待してい

    誰かを貶める笑い - やしお
    maturi
    maturi 2019/10/11
    A)他人を貶めてとる笑い B)自分を貶めて取る笑い C)その他
  • 利用者を損得で分離させないという王道 - やしお

    夫がクレジットカードで知らぬ間にリボ払いにしていて100万円くらいの負債ができていた、という話をツイッターお漫画で見かけた。「リボ払いは悪の発明」って認識はみんなそう思うけど、それとは裏腹に、年会費無料な上ポイントで実質的に割引で買い物ができるのは、リボ払いやキャッシングで高い金利を払ってくれてる人達のおかげなんだよな、と思うとすごく暗い気持ちになる。 不平等な仕組みを作って社会を幸せにしない方法で会社が儲けているだけでもあれだけど、それに一部の客が加担する側に回されて、共犯者にされる、みたいな構図がね、つらいなと思って。 もともとリボ払い自体がちょっとフールペナルティ的な要素があるけれど、その上、その旦那さんは「カードを発行する際にキャッシュバックキャンペーンで最初に自動リボ払いの設定をしていて、解除するのを忘れていた」という話で、もう完全にフールペナルティそのものだ。 携帯電話でも契約

    利用者を損得で分離させないという王道 - やしお
    maturi
    maturi 2019/05/19
    No free lunch. ってやつだ
  • 文章を書いてお金を貰う体験 - やしお

    SUUMOタウンに寄稿した記事が公開された↓ ただの住宅地「新川崎」に住んでいたら、勝手に7年が経った - SUUMOタウン 自分が住んでいる川崎市や新川崎がどんなところで、どんな気持ちで住んでいるのか、といった話を書いた。誰かの参考になればいいなと思う一方で、「当にこれでちゃんと誰かの参考になるのだろうか」という不安もちょっとある。 お金をもらって文章を書くという体験は初めてだった。はてなダイアリーから始めてブログは15年弱続けているけれど、ずっと書くのも自分、編集も校正も校閲も自分という環境で、他者のチェックを受けて何かを書くのも初めてだった。 申し出があったのが12月上旬だった。はてなの編集部門からふいにメールが届いた。実は過去にも「書きませんか」というオファーがはてな以外から数回あったけれど、断っていた。ただ今回は、自分の住む町のことを書くという話で「それなら書けることがありそう

    文章を書いてお金を貰う体験 - やしお
    maturi
    maturi 2019/05/12
    ”。じゃんじゃん新サービスを実験的にリリースするインターネットいけいけちょいダサ会社、という10年以上前の認識で止まっていた。”
  • ものを頼む技術 - やしお

    頼みごとを成立させるには、「筋を通す」と「情を満たす」のいずれか(できれば両方)を満足させないといけない。 仕事でもプライベートでも両方欠けた状態で平気で頼みごとをする人がいて、せめてこの認識を正しく持ってほしいと思うことがたびたびある。「両方欠けた頼みごと」とは極端に言えば、いきなり見知らぬ人に空き缶を渡して「これ捨てといて?」と言い放つようなことだ。これでは頼みごとを聞いてもらえない。 筋を通す 映画館でゴミ箱の前で待つスタッフにゴミを渡す、店員に商品の場所を聞く、ホテルのドアマンにドアを開けてもらう……同じことをもし見知らぬ別の客に頼めば「はあ?」となる。筋とは、「この人が当然そうすることになっている」というものだ。筋を外した頼みごとをすれば当然「どうして私がそんなことをしなくちゃいけないの?」となって頼み事は成立しない。 さすがに今挙げたような極端な例で筋を踏み外す人はほとんどいな

    ものを頼む技術 - やしお
  • 自分の嫌なところを相手のせいにする苦しみ - やしお

    自分の悪いところを目撃するのはつらい。「今のは自分が悪かったな」と素直に思えるレベルの話は自分の中でも整理がついているから別にダメージなんて大してないけど、無意識に「相手の落ち度のせいでこうなったんだ」と言い聞かせて、でも当は「自分の弱さや悪さだったんじゃないか」とベースで思っているような状態が一番つらい。心がもやもやして、いつまでも頭の中でそのことがぐるぐるしながら苦しい。どうしても「自分が悪い」を正面から認められないから「相手が悪い」の理由を探し続けてしまう。自分で自分を軽蔑せざるを得ない、自分自身を肯定できない、というのは当にしんどい。 今週、仕事中にそういうことがあったから記録しておく。懺悔とか告解に近い。 1ヶ月前にとある製品で品質問題が発生して、その時点で在庫品が問題ないか、どうして事故が起こったのか等々の調査をして、結局その時は工程上での対策(発生防止)は難しいから検査で

    自分の嫌なところを相手のせいにする苦しみ - やしお
  • 天皇個人への肯定と制度への否定が同居すること - やしお

    しばらく前にはてな匿名ダイアリーで「みんな無邪気に天皇を信仰していてびっくり」みたいな記事が上がっていた。改元前後の大晦日みたいな盛り上がり方や、前天皇(上皇)へのみんなのリスペクトを受けて書かれたものだった。 生まれによって数多くの自由が制限される制度があるのは変だ、でも改元自体は面白いイベントだし、上皇という個人については尊敬できる、という感覚が割と一般的なんじゃないかと思っている。アイドルみたいに追っかけてるとか、崩御したら後追い自殺しますといった人は少数派だろう。それで「天皇を信仰している」と言われると「宗教みたいに信仰してるわけじゃなくて、一人の人間としては尊敬しているってだけだよ」と多くの人が答えるんじゃないかと思うし、自分の実感としてもそうなっている。 このあたりのことを自分の中でもせっかくの機会だし(?)整理してみたいと思って。 天皇制の否定 天皇や皇族は基的人権が保障さ

  • PC上の差異:スリー・ビルボード、シェイプ・オブ・ウォーター、ブラックパンサー、グレイテスト・ショーマン - やしお

    『シェイプ・オブ・ウォーター』は、異人種どころか人ですらない相手とのロマンスとして、白人の美男美女のロマンスに対するカウンターになっているのかもしれない。『ブラックパンサー』は、黒人だらけの中で白人の脇役がぽつんといる風景を作り出して、白人だらけの中に黒人の脇役が言い訳のようにぽつんといる映画の風景に対するカウンターになっているのかもしれない。 ある過程でそう見えるだけで例えば10年後や20年後にそういう「風景」が当たり前になってしまえば、取り立てて「カウンターである」とは見えなくなる。ビートルズなり手塚治虫なりが当時は革新的だったとしても、彼らの手法や技術が標準になるほど広がってしまった後に生まれた人の目には、取り立てて「革新的である」という風には見えないのと同じだ。 『グレイテスト・ショーマン』は「異形の人たち」に居場所を与えた男、彼らの人生を肯定した男、という話になっている。「異形の

    PC上の差異:スリー・ビルボード、シェイプ・オブ・ウォーター、ブラックパンサー、グレイテスト・ショーマン - やしお
    maturi
    maturi 2018/03/10
    『ブラパンはアメリカファースト(トランプ体制/モンロー主義)を問うという映画だから「王位を継承する儀式」はアメリカの大統領選(2016に限らず)のメタファー』
  • 大杉一雄『日中戦争への道』 - やしお

    http://bookmeter.com/cmt/61562733 「最悪戦争になっても勝てる」とベースで思ってると、「なんとしても戦争回避」というより「できれば回避」になって、要所要所の判断が緩い方へ傾いて最後は日中戦争に突入という。回避があり得たいくつもの地点を指摘して、当時の状況や体制、空気感を丁寧に示して、結局どうして回避側へ行ききれなかったのかを見せてくれる。最後にWW2下でひたすら政治的に曖昧な態度で参戦を回避しきったスペインに軽く触れて、戦争で膨大な人的被害を出さずにすむ光景の例も見せて、「でも今の日になれたし戦争もしょうがなかったよね論」を否定している。 日中戦争への道 満蒙華北問題と衝突への分岐点 (講談社学術文庫) 作者: 大杉一雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/08メディア: 文庫 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る

    大杉一雄『日中戦争への道』 - やしお
    maturi
    maturi 2017/06/02
    WW2下でひたすら政治的に曖昧な態度で参戦を回避しきったスペインに軽く触れて、戦争で膨大な人的被害を出さずにすむ光景の例も見せて、「でも今の日本になれたし戦争もしょうがなかったよね論」を否定している。
  • 認識の枠組み - やしお

    自分が物事をどう把握しているのか(それを、自分がどう認識しているか)について一度全体をまとめておきたいと思った。 (1)認識の枠組みの概形、(2)それがもたらす価値観、(3)枠組みの限界点、(4)関係する過去記事へのリンク の4つに分けている。 (1) 認識の枠組みについての基的なアウトライン 体系、システム ある命題が、別の命題から論理で導出される。こうして論理で結ばれた命題のネットワーク(システム、体系)がある。その根には「何からも導かれていない命題」がいくつかあり、それらがそのシステムの仮定(=前提、公理)である。 論理は客観性、仮定は主観性に属する。 論理は「こうだから、こうなる」という形式によって、「誰にとってもそうである」、あるいは少なくとも「誰にとってもそうであり得ると、自分が信じられる」ものであって、客観的である。 仮定は何からも導かれていないため、「とにかくこうだ」と

    認識の枠組み - やしお
  • わかりやすさの技術 - やしお

    社内向けの教育資料を、ど素人でもわかるようにと思いながら作っていて、じゃあ「わかりやすい」って何だろうって考えてた。今まで読んできたいろんなわかりやすかったとそうでないを思い浮かべながら、一般的にここを注意すればわかりやすさを確保できるだろうっていうポイントを一旦まとめておこうと思った。そうしてまとめてみると、に限らず人に何かを伝えること一般に適用される話だなと思った。 読む側の負担を減らす わからない=理解をはばむ障害物がある。この障害物を取り除く/回避する作業が「わかる」ために必要になる。その作業を、作者ではなく読者が負担するとき「わかりにくい」になる。 日社会だと情報の受け手の側がこの「わかる」ための作業を負うことでコミュニケーションを成立させる傾向にある。空気を読むというようなことだ。そのため発信者側が事前に手を尽くしてわかりやすく発信するというのが苦手で、相手が汲み取っ

    わかりやすさの技術 - やしお
  • さみしくて浮気する正当性 - やしお

    「さみしかったから浮気した」みたいな話。今まで(ふーんそういうものか)とあまり深く考えたことがなかった。でも急に(そういうことか!)と腑に落ちた。 「だって、寂しかったんだもん」はまるで被害者のような言い分だから、浮気された側は「おれの方が被害者なのに何言ってるんだふざけるな!」となるけれど、加害者側の実感としては当に自分が被害者なのだ。 差し伸べた手を払われるというのは非常に大きな屈辱だ。ハイタッチを無視される場面を思い浮かべればよくわかる。「寂しかった」はこれが積み重なった状態だ。「今度の休みどこそこ行こうよ」「今夜しようよ」といった手の差し伸べに対して、「その日予定あるから」「今日は疲れてるから」の一言ですげなく断るというのが例えばそれだ。ここで「いやあ、自分が好きで誘っただけのことだから、別に断られたってね」と思えるかというとなかなか難しい。「なんでこっちばっかり相手に好意を見せ

    さみしくて浮気する正当性 - やしお
  • 強姦と和姦 - やしお

    300人と性交達成後、強姦未遂で逮捕された男子大学生の話、「泣き寝入りしてる子も多いんだろうな」という無関係者のコメントを読むと、泣きも寝入りもしてないけど和姦とも言い難い子も多いんだろうなって思うよ。 人の意識では「別に犯された訳じゃない」「自分でいいと思ってしたこと」と確かに思ってても、実のところそれが作られた認識というか、当に自発的に出てきたものではなかったりすることが結構あるんじゃないかな、とは思ってるの。 不法販売の事例集みたいのであるじゃん。訪問販売で無理やり売り付けられるときの心理みたいの。 とにかく早く帰ってほしいと思ってる。でも他人を家に入れてしまった、話を長く聞いてしまった、そんな負い目もあり(当は負い目でもなんでもないはずだけど)、相手を怒らせずに穏便にこの場をおさめる方法として、商品を買うという選択をしてしまう。実際、相手は商品を買うまで何を言っても帰ってくれ

    強姦と和姦 - やしお
    maturi
    maturi 2012/10/23
    メタレイヤー|山岸俊男氏なりynabe氏なりの意見をきいてみたいところ
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