最近、若者がこんな台詞を吐くようになった。これは何となく分かるようで、よくよく考えると全く意味不明の言葉である。これを私は「ふつうに言葉」と名付けたい。これは「イケてる」「キモい」「ウザい」など、分かりやすい若者言葉とは一線を画す難易度の高い言葉だと思う。 まず「ふつうに」の部分の意味がよく分からない。若い女の子2人組が可愛らしい服を見て「ふつうにカワイクない?」と語尾を尻上がりに言う時、「ふつうに」可愛いとはどういう可愛さなのか?あくまで普通の可愛さでしかないのか?それとも何か特別な可愛さなのか?どっちやねん!はっきりせよ!と、問い詰めたい衝動にかられるが、警察に通報される恐れもあるので、踏みとどまっている。 いよいよ私も30代半ばにさしかかり、10代の若者と言葉が通じなくなりつつあるのか。ショックを隠しきれない。私たちが10代の頃は「マジ?」を連発し、「ゲロゲロ」(とんねるずが流行させ