現地時間15日夜、アメリカのポログリーンステーブルで余生を送っていたヒシアマゾンが老衰のため28歳で死亡した。17日、JRAが発表した。 ヒシアマゾンは父Theatrical、母Katies、その父ノノアルコという血統。美浦・中野隆良厩舎から1993年に2歳(現在の馬齢表記)でデビュー。同年の阪神3歳牝馬SでGI初制覇を遂げ、翌年のクイーンC(GIII)からエリザベス女王杯(GI)までには重賞6連勝をマークした。当時、外国産馬であったヒシアマゾンにはクラシックへの出走が認められていなかったが、エリザベス女王杯では同年のオークス馬チョウカイキャロルをハナ差退けてGI・2勝目を挙げた。 同年暮れの有馬記念では同世代の三冠馬ナリタブライアンの2着と健闘し、ライスシャワー・アイルトンシンボリらの古馬には先着した。翌年はオールカマー・京都大賞典と牡馬相手の中距離重賞で人気に応え快勝、続くジャパンCで