性被害をテーマに描いた公開中の映画『先生の白い嘘』。監督・三木康一郎さんのインタビュー記事での「主演女優から”インティマシー・コーディネーター(IC)を入れてほしい”という要望があったが、入れない方法論を選んだ」という発言が、物議を醸しています。日本でようやく動き始めた#MeToo運動の中で、明らかになってきた映画業界における性加害。その中で「被害者を守る存在」として注目を集めてきたICですが、特に男性優位の撮影現場で、その仕事内容を理解されず、時に反発もあるようです。ICの仕事とは一体どんなもので、現場に導入されることによって何が変わるのでしょうか。その必要性とはどんなところにあるのでしょうか。 ココがポイント▼性被害を描く作品で、主演女優の要望にも関わらず、ICが導入されなかったことが監督の口から明かされています。 ・主演女優オファーに難航、「10人くらい」に断られ⋯約10年かかった男