【ロサンゼルス=西島太郎】米歌手マイケル・ジャクソンさんが急死した問題で、過失致死容疑で訴追された元専属医コンラッド・マーレイ容疑者(57)の予備審問が4日、カリフォルニア州ロサンゼルス地裁で始まった。この日は証人として振付師らが出廷、2009年6月にマイケルさんが死亡した当時の模様を証言した。 予備審問では、容疑者に対する正式な公判が必要かどうかを事前に判断する。地元メディアによると、検察側は冒頭、マーレイ容疑者が救急車を呼んだ時点で、すでにマイケルさんは死亡しており、同容疑者は強力な麻酔薬を投与した事実を隠蔽しようとした、などと主張した。 続いて行われた証人の審問では、振付師のケニー・オルテガ氏が、マイケルさんの死の数日前、その健康状態を巡ってマーレイ容疑者と対立したと述べた。さらに、「医師は、(マイケルさんは)心身ともに良好だと言っていたが、実際はコンサートのリハーサルをこなせる