【書評】『ガンは治るガンは治せる―生命の自然治癒力』の感想 2010年02月21日今週の本棚 熊木秀夫 この本のカバーに印刷された「生命の自然治癒力」を見て思った。自然治癒力は、すべての生物が持っているものだと。 ずっと以前、私の家でもネコを飼っていた。そのネコは喉に穴が開く病気になった。医者に連れて行くかどうするか家族で話しているとき、ネコは水草のためにみどり色になった金魚鉢の水をしきりに飲んでいた。 ネコがその水を飲みやすいように周りを片付けておくと、あまり頻繁に、金魚鉢に近づかなくなった。見ると喉の傷口はふさがれていて、病気は治ったのだ。私はこれを見て自然治癒力が人間だけでなく、生命をもつすべての動物にあると確信した。 建設現場で、木の梁を担いでいる時、足を滑らせて、躓き、梁の角が胸に当たった。時間が経つに従い、うずくような痛みを感じて、医者に見てもらうと肋骨が折れていることが