新国立劇場オペラ 2023/2024シーズン リヒャルト・ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』が、2024年3月14日(木)から3月29日(金)まで同劇場 オペラパレスで上演される。この公演は、2010年に大きな話題となったデイヴィッド・マクヴィカー演出で、また、当時と同じく大野和士が指揮を務める。物語のキーパーソンとなるイゾルデの侍女ブランゲーネには、2002年にワーグナーの聖地バイロイト音楽祭にデビューして以来、世界の舞台でワーグナーを歌い続けるメゾソプラノの藤村実穂子。本インタビューでは『トリスタンとイゾルデ』の魅力や公演にかける意気込み、そして、長年海外で活躍してきた藤村から若い歌手たちへ向けたメッセージを聞いた。 ——藤村さんが感じる『トリスタンとイゾルデ』の魅力について、教えてください。また本公演は、話題となった2010年デイヴィッド・マクヴィカーの演出で、注目度のとても高い公演