『春の小川』は、作詞:高野辰之、作曲:岡野貞一のコンビによる日本の童謡・唱歌。1912年(大正元年)12月の「尋常小学唱歌」第四学年用に掲載された。 高野辰之が当時住んでいた東京府豊多摩郡代々幡村(現在の渋谷区代々木)周辺を流れる河骨川の情景を歌ったものとされている(後述)。 写真:佐奈川の桜並木(愛知県豊川市) 春の小川は さらさら行くよ 岸のすみれや れんげの花に すがたやさしく 色うつくしく 咲けよ咲けよと ささやきながら 春の小川は さらさら行くよ えびやめだかや 小ぶなのむれに 今日も一日 ひなたでおよぎ 遊べ遊べと ささやきながら れんげの花はゲンゲ 一番の歌詞にある「れんげの花」は、マメ科ゲンゲ属のゲンゲのこと。レンゲソウ(蓮華草)や、単にレンゲとも呼ばれる。これに対して、『ひらいた ひらいた』の「蓮華の花」はハスの花なので別物。 関連ページ:わらべうた『れんげ摘もか(つもか