猛暑に商機 「ひんやりグッズ」の狙い: 電気代高騰や猛暑を背景に企業が「ひんやりグッズ」に商機を見いだしている。ヒットしている商品はどのようにして開発されたのか? 売り場のトレンドはどうなっているのか? 消費者のトレンドや開発の舞台裏に迫る 雑貨などを扱っている店にフラリと立ち寄ると、昭和レトロを感じさせる商品がたくさん並んでいることがある。花柄をデザインしたグラスであったり、40~50年前に流行ったキャラクターであったり、クリームソーダやプリンアラモードが描かれたアイテムであったり。 昭和を知らない若者がレトロな商品を手にして、このように感じるらしい。「逆に、新しい」と。雑貨だけでなく、さまざまな領域で昭和が広がっているわけだが、記者が気になった家電がある。“レトロ扇風機”だ。調理家電や理美容器具などを扱っている小泉成器(大阪市)が昭和の香りがプンプン漂う「ミニ扇風機(KLF-2035、