苦味のある食べ物には、喘息発作を防ぐ効果があると判明した。ケールやゴーヤなどを食べると、すでに収縮を起こした気管を拡張する働きがあるという。マサチューセッツ大の研究者たちによるこの発見は、科学誌PLOS生物学に掲載された。 苦味は食品に含まれる毒性への注意を喚起するセンサーとして働くが、長年その受容体は舌にのみ存在すると考えられてきた。ここ数年の研究で、この苦味受容体は体内の他の多くの場所にもあることが判明した。一方で喘息の発作では平滑筋細胞の過剰な収縮が気道を狭める。その際、気道にある平滑筋細胞の細胞膜のチャネルが開き、そこにカルシウムが流入することで気道が収縮、呼吸困難となるのだが、Ronghua ZhuGe博士の率いる研究では、苦味のある食品はチャネルを閉ざしてカルシウムの流入を防ぎ、細胞がリラックスすることを示唆した。 ラットを使った実験では、苦味成分による細胞のリラックス効果は既
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