文藝春秋編集長に就任した新谷学さん(撮影・遠崎智宏)この記事の写真をすべて見る 「DXは究極的には社内政治」と言い切り、ガラケーを愛用する新谷さん(撮影・遠崎智宏) 「文春砲」という言葉を世に知らしめた前週刊文春編集長の新谷学さん(56)。2018年から週刊文春局長として「スクープを獲る」から「稼ぐ」にシフトチェンジし、スクープをブランディング(看板化)すべく、局内のデジタル・トランスフォーメーション(DX)化に取り組んだ。今年7月からは月刊「文藝春秋」の局長兼編集長に就任し、現場の最前線に再び、立った。新谷さんが目指す文藝春秋のブランディングとは――? 【写真】「DXは究極的には社内政治」と言い切り、ガラケーを愛用する新谷さん ――月刊文藝春秋の編集長として9月号を久しぶりに校了し、手応えはどうでしたか。 新谷:台湾・蔡英文総統単独インタビュー、高市早苗元総務相の総裁選出馬宣言などタイム
「企業文化」には「正解」もなければ「一般解」もない。形もなければ目にも見えない。 あるのは「相対的な違い」であり「特徴」であり、結果としての「足跡」である。 人類が成功例を学んだり、うまくいっていることを積極的に取り入れ改善していく営みは、かけがえのない進歩の素ではあるものの、こと「企業文化」においては結局のところ、自らの「失敗」から学ぶ以外に最短の道が無い。 そんないばらの道を邁進する日々でも、可能な限りで「企業文化」というもののメカニズムや理屈にアプローチしたり、一見異なる相似形な事象・物事に照らし合わせたり、何よりも自分・自社の事を知る内省に励んだり、逆に世の中に存在する「成功の両翼」を知ることで、この無味無臭な「企業文化」にはっきりとした輪郭を与えることは、大きな意義があると思っています。 今回紹介したいのはそんな「成功企業」の好対照な「企業文化の両翼」です。どちらの企業も創業から
記者会見する新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=東京都千代田区で2021年8月12日午後4時50分、宮間俊樹撮影 東京オリンピック・パラリンピックについて、政府の「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の専門家らが6月にまとめたリスク評価の提言を巡り、政府・与党から専門家に対して「圧力」があったことが浮かび上がってきた。提言を巡る政府と専門家の水面下の駆け引きを検証した。【原田啓之、金秀蓮】 「先生、提言に名前を連ねるのは、やめたほうがいいですよ」。厚生労働省に新型コロナ対策を助言する「アドバイザリーボード(AB)」の専門家メンバーの一人に6月初旬、自民党国会議員から電話があった。提言作成は4月に始まっていた。議員は「五輪の開催はもう決まっている。波風を立てないでほしい」と続けた。「何を言ってるんだと思ったが、ぐっとこらえた」。電話を受けた専門家は毎日新聞の取材にこう振り返った。
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