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ブックマーク / realsound.jp (9)

  • 漫画雑誌も苦境の時代? 漫画編集者に聞くそれでも出版社が雑誌を重視する理由

    秋田県羽後町にある書店ミケーネの雑誌コーナー。写真=背尾文哉 年々発行部数が激減する雑誌 漫画業界が盛り上がっている。近年立て続けに『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』『SPY×FAMILY』などのヒット作が連発し、爆発的に単行が売れているのだ。コロナの巣ごもり需要などもあって電子書籍が浸透したため、漫画が読まれる機会は増え、海外にもファンを獲得しつつある。漫画発祥のコンテンツは世間に浸透しており、現代の日文化を牽引していると言っていい。 対して、雑誌はどうか。部数を順調に伸ばしているのはシニア向け女性誌の「ハルメク」くらいであり、全体的に厳しい現実と言っても過言ではないだろう。特に漫画雑誌の発行部数は減少の一途である。日雑誌協会が発表した最新のデータによれば、「週刊少年ジャンプ」の印刷証明付き発行部数は128万2500部(2022年7月〜2022年9月の3ヶ月毎の平均印刷部数

    漫画雑誌も苦境の時代? 漫画編集者に聞くそれでも出版社が雑誌を重視する理由
    medihen
    medihen 2023/02/06
    "編集者によると、漫画の単行本を読むには電子書籍は有効だが、どうも雑誌は電子書籍向きではないのだという。それは紙のような、ながら読みができる手軽さがないためなのだ" そうなのかな。
  • 目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る

    の雑誌風雲録』(の雑誌社)を書いた目黒考二さんが亡くなった。それは同時に、『書評稼業四十年』(の雑誌社)を書いた北上次郎さんが亡くなったことでもある。椎名誠さんらと「の雑誌」という書評を中心とした雑誌を「目黒考二」として立ち上げ、そこに「北上次郎」ほかのペンネームを使って数多のを紹介したことが、を軸にしたメディアを存在させ、同時に書評という行為でべていけるくらいの人を少なからず生み出した。この「リアルサウンドブック」というサイトが成立していることの根っこにも、目黒考二であり北上次郎の突拍子もない好きぶりがドッカと腰を下ろしているのだ。 カミムラ晋作による『黒と誠~の雑誌を創った男たち~』(双葉社)という漫画が双葉社の文芸総合サイト「COLORFUL」で2022年の4月から連載されている。11月には単行の第1巻が発売された。この漫画に描かれているのが、「黒」こと目黒考二

    目黒考二が開拓し、北上次郎が花開かせた書評文化ーー「本の雑誌」創刊者の功績を振り返る
    medihen
    medihen 2023/01/27
    "「本の雑誌」の登場が、書評を大衆化させ共感できるものへと変えていき、今の誰もが好き好きに本について話せる状況を生み出した"
  • 早川書房「HAYAKAWA FACTORY」担当者が語る、攻めたSFアイテムを生み出し続ける理由

    装丁家の川名潤がデザインしたことでも話題となった『扇子・オブ・ワンダー』 山口:「扇子・オブ・ワンダー」ですね。僕たちはファッションや雑貨の見市は行くようにしていて、扇子を見かけた時に「扇子・オブ・ワンダー」を作ってみようとネットに書いたらすごくバズって記事にもなったりしたんです。そんなちょっとした冗談に乗ってくれる早川書房ファン、SFファンは多いのでありがたいですね。新作を出すたびに「おお、それかー」とSNSで反応してくれる。クリスティーのマグカップの場合、『ナイルに死す』には名探偵エルキュール・ポワロが出てくるから、トレードマークのヒゲのデザインを入れたけど、『そして誰もいなくなった』は登場しないからクリスティーのサインを入れました。そのようにミステリやSFの文脈があるとファンは楽しみやすいし、「しかたないから買ってあげよう、ポチるか」(笑)なんていってくださる。読者と交流できるし、

    早川書房「HAYAKAWA FACTORY」担当者が語る、攻めたSFアイテムを生み出し続ける理由
    medihen
    medihen 2022/10/03
    こういう発想のブックカバーを出しているのは知らなかった → "病院ってけっこう待たされますから、そこでSFやミステリを読む人もいるでしょう", "お薬手帳や予約券も入れられて、これだけを持っていれば病院へ行ける"
  • 『夏への扉』と『Arc』、いずれも大苦戦 日本の実写SF作品は求められていないのか?

    先週末の動員ランキングは、『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』(松竹)が土日2日間で動員12万9000人、興収1億8300万円をあげて2週連続で1位となった。6月28日までの10日間の累計動員は50万9000人、累計興収6億9934万1570円。 初週は初登場4位と奮わなかったが、地味に健闘を見せているのが先週に続いてトップ3にランクインしている『キャラクター』だ。こちらは6月28日までの17日間の累計動員が65万6758人、累計興収が9億1682万7130円。主演作として前作にあたる『花束みたいな恋をした』の大ヒット(累計興収38億円突破)は言うまでもなく、パンデミック期に入ってからの主演作としては、公開延期を経て昨年8月に公開された『糸』(最終興収22.4億円)も隠れた大ヒット。今回の『キャラクター』も10億円超えは確実で、「映画館に客を呼べる役者」としての菅田将暉神話は健在だ。 さて、先

    『夏への扉』と『Arc』、いずれも大苦戦 日本の実写SF作品は求められていないのか?
    medihen
    medihen 2021/07/02
    どっちの作品もメディアに載るヴィジュアルに「これは!」というものがないもんなぁ。おまけにコロナ再拡大で映画館に行く気にならないし。
  • 全788ページの大著が11万部突破! 『独学大全』担当編集者に訊く、”高くても分厚い本”が売れるワケ 

    今年9月の発売以来、驚異的な売れ行きを記録している『独学大全』は、正体不明、博覧強記の読書家であり、独学の達人である読書猿が書いた「勉強法の百科事典」だ。 総ページ数は全788に上り厚さは約5cmと、とにかく分厚い書が、12月23日現在、発行部数11万部を記録し大ベストセラーとなっている。「リアルサウンド ブック」では『独学大全』の編集を手掛けた、ダイヤモンド社・田中怜子氏にインタビュー。『独学大全』誕生のきっかけから、書がヒットした理由、さらには同社独自の編集方針など、多岐にわたり話を訊いた。(編集部) コンプレックスから生まれた「独学」というテーマ ――『独学大全』誕生の背景を教えてください。 田中:私は経済学部卒業でもなく、MBAも取得していない。教養もありません。たまたまこの道に進んだけれど、ビジネス書の編集者の中で流ではないという気持ちが常にありました。ビジネスのことがわか

    全788ページの大著が11万部突破! 『独学大全』担当編集者に訊く、”高くても分厚い本”が売れるワケ 
    medihen
    medihen 2020/12/24
    スローなものの巻き返し、というのはあるんだろうな。規模はわからんが。→"本でしか読めない網羅性、信頼性がある情報を、今こそ得たいという人が増えている、あるいは書店に来る人のニーズがそうなっているのでは"
  • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

    SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業部副部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

    『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
    medihen
    medihen 2020/10/09
    多分SFマガジンには載らない平成ハヤカワSFの歴史。
  • Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来

    Amazon.comの日法人アマゾンジャパンが国内の物流施設で生活必需品や衛生用品を優先的に入荷し、それ以外の商品の入荷制限をしていると2020年4月17日付けの日経済新聞で報じられた。 「それ以外」に入れられたもののひとつがである。結果、どうなったか。多くのAmazon内の在庫がなくなり「一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。」というステータス表示になった。在庫がなくなったにもかかわらずAmazonから注文(入庫以来)は来ないので、取次も出版社もどうすることもできない状況が続いている。(代わりに楽天ブックスなど他のネット書店が機能してくれれば一気に利用を伸ばすチャンスだったのだが、そちらも十分とは言いがたい状況だ) 買う側(読者)からしても売る側(出版社)からしても、リアル書店は開いていないか開いていても三密を避けようと考えるとなかなか行きづらいし、オンライン書店でも実質的に

    Amazonで本の在庫切れが続出 入荷制限から再考する、出版の未来
    medihen
    medihen 2020/05/13
    AmazonだけではなくHontoも取り扱い不能が増えちゃってる。
  • 出版市場の“22年ぶり復調”はなぜ起こった? ウェブと本の共生関係、その現在地を探る

    出版科学研究所によれば、2019年の出版推定販売金額は紙と電子を合わせて1兆5432億円と前年比0.2%増となり、1996年の2兆6564億円をピークに、以降は縮小を続けてきた出版市場が22年ぶりに上昇に転じた。 内訳は紙が1兆2360億円(前年比4.3%減)、電子が3072億円(同23.9%増)。紙の内訳は、「書籍」が6723億円(同3.8%減)、「雑誌」が5637億円(同4.9%減)。電子は「コミック」が2593億円(同29.5%増)、「書籍」が349億円(同8.7%増)、「雑誌」は130億円(同16.7%減)。コミック以外の電子書籍でよく伸びているのはラノベやビジネス書、写真集だという。数字上はついに「底を打った」と言える。 この数字をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは見方によるが、ここではポジティブな面に目を向けてみよう。 大手の決算はデジタル+版権+広告の伸びで増収増益

    出版市場の“22年ぶり復調”はなぜ起こった? ウェブと本の共生関係、その現在地を探る
    medihen
    medihen 2020/02/12
    そうなんだ。→"小規模版元向けの流通が整備されたことで「刷って撒く」のではなく「ニッチかもしれないが確実にいる読者に向けて本を作る」ことはむしろしやすくなった"
  • ジャズギターは変革期に入ったーー柳樂光隆が選ぶ、注目のギタリスト新作5選

    ジャズシーンが面白い変革期に入っていることはこの連載の過去の記事でも触れてきた。ロバート・グラスパーを挙げるまでもなく、ミュージシャンたちがジャズという枠にとらわれずに自然体で様々なジャンルの要素をジャズに溶け込ませながら、新たな音楽を生み出している。その中でも今、ジャズギタリストたちが面白くなってきている。例えば、この連載でもジェフ・パーカー、カート・ローゼンウィンケルといったギタリストたちの作品を取り上げてきたし、デヴィッド・ボウイ『★』ではベン・モンダーが、サム・アミドンの作品にビル・フリゼールが参加したりもした。「ジャズギター=めちゃくちゃギターが上手いやつらのギターソロ満載の即興演奏を繰り広げる」というイメージがあるかもしれないが、近年はギターならではのサウンドを効果的に取り込んだ作品を作るギタリストも増えてきた。そして、その中には言うまでもなく、インディーロックだったり、エレク

    ジャズギターは変革期に入ったーー柳樂光隆が選ぶ、注目のギタリスト新作5選
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