一般的に男性と女性で異なり、本厄は男性が数え年で25歳、42歳、61歳、女性が19歳、33歳、37歳とされている[2]。特に男性の42歳、女性の33歳は大厄と呼ばれ、凶事や災難に遭う率が非常に高く十分な警戒を要するとされる。父親が42歳の時に数え歳2歳の男児は四二に二を加えると「四四(死死)」になることから、「四十二の二つ子」として親を食い殺すと迷信されて忌み嫌われ、仮に一度捨てて他人に拾わせて育てるなどの風習があった[3]。 いずれの厄年も前後1年間に、厄の前兆が現れるとされる前厄年、厄の恐れが薄らいでいくとされる後厄年、の期間があり、本厄と同様に注意を要するとされる。本厄の年に「厄祓い」や「厄除け」を受け、神仏の加護を得て凶事や災難を未然に防ぐ慣習がある。 厄年の数え方や行事は地域や寺社ごとの差異も大きい。通常は厄年の年齢に数え年を用いるが、川崎大師などは数え年ではなく満年齢で厄年を計