MARCH 1 非暴力の闘いを読んだ。 米国の1960年代の公民権運動を描いたマンガだ。今から50年ちょと前、米国南部の黒人には選挙権がなかった。それを非暴力でどうやって勝ち取ったかの物語だ。 主人公はジョン・ルイス、米国下院議員、1961年米国南部の州間バスターミナルでの人種隔離に反対するフリーダム・ライドに参加。人種隔離法に反対したため、暴徒から暴行を受け、逮捕された。1963年から66年まで学生非暴力調整委員会(SNCC)の委員長となり、1963年8月、23歳でワシントン大行進の立役者・演説者となる。(著者についてより) 3部作で一気に読んだ。 米国の自由・平等というのが「白人」にとっての自由・平等で「黒人」には1960年代までそれがなかった。言葉として「人種隔離」というのは聞いたことがあったが実態は知らなかった。 若き日のキング牧師、ケネディ大統領、マルコムXなども登場する。ジョン