顧客や売上を拡大するために、アンケートの実施は必要不可欠です。しかし、調査する人数(サンプル数)が少ないと、誤差が大きく、「消費者代表」と言える正確な結果が得られません。反対に、調査対象となる人数が多すぎる場合は、誤差は小さくなりますがコストが高くなります。コストを抑えながら正確な結果を得るためには、どの程度のサンプル数を対象にアンケートを行えば良いのでしょうか。 今回は、アンケートを実施する際に把握しておくべき、サンプル数決定のポイントについてご紹介します。 母集団の規模による必要なサンプリング数の決め方 一般的なアンケートは、対象となる母集団から一部を抽出して調査を行う「サンプリング調査(標本調査)」と呼ばれる手法で行われます。 母集団とは、調査対象となる集団全体のことです。例えば、「ワインが好きな日本人の比率」を調査する場合、母集団は「日本の成人男女」、全体の人数は1億人以上となりま