立命館大学の学生が「2017年度 人工知能学会全国大会」で5月24日に発表し、公式Webサイト上に掲載されていた論文を、同学会が25日朝に公開中止した。論文では「青少年にとって有害な文」として作品投稿サイト「pixiv」のR-18指定小説を名指ししており、ネット上で問題視する声が上がっていた。 公開を中止したのは、立命館大学・同大学院の学生が発表した「ドメインにより意味が変化する単語に着目した猥褻(わいせつ)な表現のフィルタリング」という論文。 内容は「暗喩を用いて表現されている有害な文」に対してフィルタリングを行う手法の提案だが、その中で、pixivに掲載されているR-18指定の小説を、作品URLと作者名を挙げて引用していた。ネットユーザーからは「有害のレッテル貼り」「ログインしないと読めない形でゾーニングしているのに」「このような取り上げられ方では表現者が萎縮する」などの声が上がってい