“ピーナツバター ママレード たんぽぽ クローバ パセリとセロリ パンに はさんで ぐりぐらサンド” 『ぐりとぐらとくるりくら』 中川李枝子 さく 山脇百合子 え 株式会社福音館書店発行 2022年2月5日第86刷 p4より 幼少期、『ぐりとぐら』シリーズを読んだことはあるだろうか。 名作中の名作、大人も子どもも魅了してやまない、のねずみ達の物語。大きなカステラを焼く『ぐりとぐら』が有名だが、シリーズの中で筆者がもっとも気に入っていた話はこれだ。 『ぐりとぐらとくるりくら』 てながうさぎ(ものすごく手の長いうさぎ)の「くるりくら」が登場して、ぐりとぐらと一緒に朝ごはんを食べたり、木登りを楽しんだりするというもの。 『ぐりとぐらとくるりくら』 p12より この木登りをしているうさぎがくるりくら。「おまじないたいそう」で手を長くしたり、雲を集めてボートにしたりと、やや人智を超えた振る舞いをする