9日午後、横浜市のJR京浜東北線の車内で、71歳の男が別の乗客と口論になり、包丁を取り出したため、銃刀法違反の疑いでその場で逮捕されました。乗客などにけがはありませんでしたが、緊急停車した電車から乗客の一部が自力で線路に避難したため京浜東北線などが一時運転を見合わせました。 警察によりますと、逮捕されたのは住所不定の寺谷正澄容疑者(71)で、走行中の車内で別の50代の乗客の男性と口論になり、突然、持っていた紙袋から包丁を取り出したということで、警察が当時の状況などを詳しく調べています。 JR東日本によりますと、このトラブルで、緊急停車した電車から乗客の一部が自力でドアを開けて線路に避難するなどしたため、京浜東北線のほか近くを通る東海道線と横須賀線が40分余りにわたって運転を見合わせました。