西川公也内閣官房参与(77)は参与を辞任する意向を固めた。加藤勝信官房長官は8日の記者会見で、西川氏から参与退任の申し出があったと明らかにした。西川氏を巡っては、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表による吉川貴盛元農相への現金提供疑惑に絡み、クルーザーによる接待が明らかになっていた。 西川氏は辞任の理由について周囲に「悪いことはしていないが、自民党と政府に迷惑を掛けるので身を引く」と説明しているという。加藤氏は会見で「一身上の都合だ」と語った。 西川氏は2014年に農相に就任。政治資金問題で15年に辞任し、17年衆院選で落選後、安倍政権が起用した。