日本人が空気を読もうとする理由がわかった。 おまけに欧米人が思ったことをズバズバ言い合える理由もわかった。 根本は言語の違いにある 英語の発音は多彩だ。同一の発音*1で同じ意味になる単語がとても少ない。これは英語の会話を録音して、単語を1つだけ切り取って聞いたとしても何の単語なのか特定できるということ*2。 日本語は真逆。『気候、機構、寄稿、寄港、奇行、気功…』や『構成、攻勢、校正、公正、更正…』などなど、発音だけでなく音の高低さえも同じになる単語が少なくない*3。「きこう」という発音だけを聞いても、前後の文脈が判らなければどの「きこう」を指しているのか特定できない。 つまり、 日本語は聞き手の想像力を要求する 英語は話し手の発音テクニックを要求する=聞き手の想像力など要求しない というわけだ。 日本語の場合、言葉の解釈は文脈に依存する 日本語では文脈に影響を与える要素を踏まえておかないと