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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (8)

  • もうすぐ太陽圏脱出? ボイジャーの周りで宇宙線が急増

    【2012年6月15日 NASA】 35年前に打ち上げられ、太陽圏の果てを目指し続ける探査機「ボイジャー1号」が測定する宇宙線がここ1か月で急増していることがわかった。人工物が初めて太陽圏から脱出する歴史的な日が近づいているようだ。 1977年に打ち上げられ現在は太陽圏の果てを航行しているNASAの探査機「ボイジャー1号」。178億kmの距離から16時間36分かけて届いたそのデータから、探査機の周囲の宇宙線が急激に増えていることがわかった。2009年1月〜2012年1月の間では25%の増加だったが、5月7日以来、1か月に9%というペースで急増しているという。 太陽圏と恒星間空間の境界付近では、太陽風の荷電粒子と、超新星爆発で生成され恒星間空間から飛来する宇宙線とがせめぎ合っている。計測される宇宙線が増加したということは、それだけ「外の世界」に近づいているという証だ。 「越境」の目安として、

    memoclip
    memoclip 2012/06/16
    どこまでいけるかな。
  • 「ひので」が太陽極域磁場の反転をとらえた

    【2012年4月19日 国立天文台】 最近少しずつ活動が活発化してきている太陽。衛星「ひので」が両極域の磁場を観測したところ、北極の磁場はほとんどゼロの状態に近づいていることが発見された。北極磁場は間もなくマイナスからプラスに転じると予想される一方、南極磁場は変化を見せておらずプラスのままであることもわかった。 太陽の極域磁場のようす。オレンジはマイナス、水色はプラスの磁場を表す。北極ではマイナスからプラスへ反転しつつあるが、南極はプラスのままであることがわかる。クリックで拡大(提供:JAXA/国立天文台) 太陽は平均11年の周期で活動の極大と極小を繰り返している。現在は徐々に活動が上昇してきているところで、来年5月ごろに極大を迎えると予想されている。極大期には黒点数が最大になり、また太陽の南北両極の磁場がほぼ同時に反転する。たとえば1997年には北極がプラスの磁場、南極がマイナスであった

  • 米の高校生らによる「はやぶさ」大気圏突入の動画

    米の高校生らによる「はやぶさ」大気圏突入の動画 【2010年6月28日 NASA Science News】 米・マサチューセッツ州の高校生3名が、今月13日の「はやぶさ」の大気圏突入の観測に加わり、大型ジェット旅客機DC-8の機上から巨大な花火のように爆発するはやぶさを観測、その姿を動画におさめた。 米の高校生がとらえた「はやぶさ」の動画から切り出した静止画。クリックで拡大(提供:Hayabusa Re-entry Airborne Observing Campaign/Clay Center Observatory/NASA) 米・ マサチューセッツ州の高校で科学を教えるRon Dantowitz氏は、昨年のある日、3名の生徒(Dexter校のJames BreitmeyerさんとYiannis Karavasさん、そしてSouthfield校のBrigitte Bermanさん)に、

  • 地上の小惑星、砂漠で発見

    地上の小惑星、砂漠で発見 【2009年3月30日 SETI】 昨年10月に発見され、直後に地球に衝突して話題となった小惑星2008_TC3の破片探しが進められている。落下前に見つかった小惑星が隕石として回収されるのは初めてのことで、宇宙の天体を地上の実験室で分析するまたとないチャンスだ。 回収された2008_TC3由来の隕石。クリックで拡大(提供:Jenniskens, et. al.) 隕石を捜索する学生たち。クリックで拡大(提供:Jenniskens, et. al.) 小惑星2008_TC3は世界時2008年10月6日に見つかり、同7日午前2時45分にアフリカのスーダン北部で大気圏に突入した。ヌビア砂漠が広がる無人に近い地域だったこともあり、衝突を直接観測できた専門家はいない。しばらくの間、遠方からの間接的な観測以外にデータは集まらないと思われたが、米・SETI研究所で流星を研究する

  • 火星探査車オポチュニティー、クレーターへの「第一歩」

    【2007年9月15日 NASA JPL】 NASAの無人火星探査車「オポチュニティー」が、ビクトリア・クレーターに入り込んだ。この探査が計画されたのは6月のことだった。その後、活動継続自体が危ぶまれるほどの砂嵐に襲われていたが、驚異の耐久力を見せるオポチュニティーの探査は続く。 オポチュニティーの前方に搭載されたカメラからの画像。ビクトリア・クレーターの斜面が広がる。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech) ビクトリアは直径約800メートルのクレーターで、古い年代の地表が露出している。オポチュニティーは1年ほど前からビクトリアの縁を走行していて、6月末には「ダック・ベイ」と呼ばれるゆるやかな斜面に到達していた。ここからクレーターの中に入れば、大昔の火星における水の証拠が得られるかもしれないが、二度と戻ってこられないリスクもある。 難しい判断だったが、運用チームはゴーサイン

  • 宇宙で超巨大な「空洞」が見つかった

    【2007年9月4日 NRAO Press Release 9月14日 更新】 電波の観測から、約10億光年にわたって何もない領域が見つかった。そこには星や銀河はもちろん、ガス、そしてダークマター(暗黒物質)さえ存在しない。大きなスケールで見れば、宇宙には泡のように「空洞」が連なっていることが知られているが、今回見つかった「空洞」のサイズはけた違いだ。 「巨大ボイド(空洞)」とその効果を示した概念図。ビッグバンからしばらくして放たれた宇宙マイクロ波背景放射には、わずかな温度の「ゆらぎ」がある(右)。それが巨大ボイドを通過すると(中)、「コールドスポット」が観測される(左)。クリックで拡大(提供:Bill Saxton, NRAO/AUI/NSF, NASA) 宇宙にはほとんど物質が存在しない「ボイド(空洞)」が存在し、膜のように分布する銀河団とともに、泡が積み重なったかのような「大規模構造

  • 地球では考えられない!極限的でダイナミックな火星の気候

    【2006年9月7日 ESA News / JPL News Releases】 火星の環境は、地球と似ている。一方で、火星は小さく、気圧もひじょうに低い。だからといって、火星で起きていることは地球上の現象を小規模にしたものとは限らない。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスは、地球では考えられないほど極限的に薄い大気の中で形成される薄い雲を発見した。また、NASAの火星周回機マーズ・オデッセイの観測からは、南極では毎年爆発のような現象が起きていることが明らかになった。 火星の超高層雲 ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の火星探査衛星マーズ・エクスプレスに搭載された紫外・赤外大気スペクトロメータ(SPICAM)が、火星大気の高い場所に、ひじょうに薄い雲が浮かんでいるのを発見した。 雲の位置は高度80〜100キロメートル。そこでの大気圧はひじょうに薄く、地球上ではこんなに薄

  • 太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーンに位置する惑星

    太陽系外で発見されたハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)に位置する惑星 【2006年6月7日 国立天文台 アストロ・トピックス(217)】 スイス・ジュネーブ大学のロビス(C. Lovis)博士とメイヤー(M. Mayor)博士を中心とするヨーロッパの研究チームは、太陽系からわずか41光年の距離に、3つの惑星をもつ系を発見しました。3つとも比較的質量が軽く、海王星程度の惑星と考えられています。しかも、もっとも外側を回っている惑星はどうやらハビタブル・ゾーン(生命生存可能領域)の端に位置しているようです。 ハビタブル・ゾーンとは、惑星の表面で液体の水が存在できる領域です。恒星が放射するエネルギー量などから、その領域が決まります。恒星のエネルギーが大きい、つまり明るいほど、ハビタブル・ゾーンは恒星から離れたところになります。地球型の生命が生存するためには、その惑星がハビタブル・ゾーンのなかで

    memoclip
    memoclip 2006/06/08
    生命生存可能領域。表意文字は分かりやすくてよい。
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