在沖縄米軍の辺野古基地建設反対運動に関連し、警備側に死者が出た。その背景には、反対派の長年に亘る危険な抗議活動がある。現場を知るカメラマンが証言した。 【写真6枚】実際の「牛歩」、揉み合い、座り込みの様子……北部高江地区でのヘリパッド建設の際にも激しい抗議活動が行われた 出入り口を「牛歩」 事故が起きたのは6月28日のこと。 現場は県西海岸の名護市安和港付近である。この港には周辺から切り出された土砂がダンプカーで運び込まれ、桟橋から船に積まれる。船は沖縄本島をぐるりと回り、埋め立て用のそれを東海岸の辺野古沖へと運ぶのだ。 国道から港への出入り口付近には毎日のように反対派が集まり、通行するダンプカーを妨害している。 土砂を搬出する「琉球セメント」に聞くと、 「抗議の方々の人数は日によってまちまちですが、多い時では数十名ほどです。国道から土砂を積んだダンプカーが来て港に入ろうとすると、入り口の