国際的俳優として知られ、紫綬褒章を受章することになった真田広之さんが海外に挑んだのは40歳前後のころでした。真田さんは、そのとき、悩みを振り切って「無謀でも飛び込んでしまおう」と思ったことを明かし、若い人たちにも「恐れずに飛び込んで勝負していってほしい」と声援を送っています。さらに、来年からプロデューサーとしても始動したいと表明。日本人が誤解されないよう、「日本の様式美や精神性を発信していきたい」と抱負を語りました。拠点を置くアメリカ・ロサンゼルスで開かれた記者会見で、真田さんが語った発言の全文です。 この十数年、ここロサンゼルスに拠点を移しまして、まさに手探りで自分の直感と出会いを信じながら、海外の作品を中心に活動してまいりました。 その中で、こうして本国よりご評価いただいたということは、これは私にとりまして、まさに予期せぬご褒美と言いますか、本当に大変、光栄に思っております。 俳優とい