独ジャーマンウィングス機を3月にフランス南東部で墜落させたとされる副操縦士(27)が、当日朝のフライトでも異常な操作をしていたことが分かった。実際の墜落時と同様に操縦室に1人になったタイミングで、高度の設定を地上ぎりぎりまで下げては元に戻すことを繰り返したという。 仏航空事故調査局が6日、計器類の記録をおさめたフライトレコーダーなどの解析に基づき、予備的な報告書として発表した。 異常操作があったのは3月24日朝のフライトで、墜落したルートの「往路」にあたる独デュッセルドルフ―スペイン・バルセロナ間。実際の機体の動きに大きな影響はなかったものの、着陸に向けて高度を約1万1千メートルから徐々に下げていく途中、急降下を招く設定にする操作が5回あった。 機長が席をたった4分余りの間… こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 こちらは有料会員限定記事です。有料会員に