メキシコの航空会社「アエロメヒコ航空」はこのほど、女性の乗組員だけでメキシコから中国まで飛行したと発表した。機長、副操縦士、客室乗務員がみな女性で太平洋を横断するのは、メキシコ史上初めてだとして、同社は「歴史的な飛行だ」としている。 スペイン語版CNNによると、8月19日、ボーイング777型機のAM098便は、機長1人、副操縦士2人、客室乗務員10人のスタッフが全員女性だった。乗客約170人を乗せてメキシコ市を離陸、米国との国境の町ティフアナに立ち寄り、上海に到着した。合計約1万1千キロメートル、約15時間の旅だった。 同社には女性の機長や副操縦士が50人、客室乗務員は1800人いるという。(ロサンゼルス=平山亜理)