小野寺五典防衛相は5日、北朝鮮の核実験の爆発規模について、当初試算した70キロトン(TNT火薬換算)から約120キロトンに上方修正する可能性を明らかにした。 防衛省が当初試算した70キロトンは、核実験当日の3日、包括的核実験禁止条約機関(CTBTO)が測定したマグニチュード(M)の初期値の5・8に基づく。しかし、小野寺氏は5日午前の会見で、CTBTOの確定値がM5・9~6・0に上方修正される可能性があるため、爆発規模も修正する可能性があることを明らかにした。 また、小野寺氏は同日午後、記者団に「仮にM6・0があれば今回の核実験の推定出力は約120キロトンになる。これはかなり高い能力を発揮する核実験だったと判断している」と述べた。(相原亮)
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