25日午前7時45分ごろ、大阪市と大阪府松原市間の近鉄南大阪線大和川橋梁(きょうりょう)で、橋の傾きを計測するセンサーが反応した。線路の安全確認のため、約25分後に通過する電車の運転を見合わせた。 近鉄によると、大和川橋梁には9本の橋脚があり、いずれかが傾いたとみられる。近鉄が、雨による川の増水の影響など原因の調査を進めている。 このトラブルで、大阪阿部野橋-河内天美駅間で運転を見合わせたほか、上下線で遅れが発生するなどダイヤが乱れている。25日中に運転が再開できるめどは立っていないという。 国土交通省大和川河川事務所によると、24日夜から25日未明にかけて雨が降った影響で水位が1~2メートルほど上昇した観測地点もあったが、担当者は「対策が必要となるレベルの水位ではない」としている。 ▼【関連ニュース・動画】脱線JR乗客106人犠牲13年で慰霊式「安全最優先」改めて誓う