日本で初めて、阪急の創始者・小林一三が案出したターミナルデパート、阪急百貨店 大阪では大丸、高島屋など呉服系老舗百貨店をしのぐほどの高い評価を得ています。上の写真はかつての阪急梅田駅コンコースに面した阪急百貨店の入り口。 東西の入り口には中国の伝説をモチーフにした伊東忠太の壁画が施され、この雰囲気は「高級な阪急」のイメージの源泉にもなっていたのですが、 高層ビルに建て替えるため多くの人に愛されてきたこの空間は姿を消してしまいます。 珍しく人通りが少ない休日の早朝。いつもは人が多すぎて立ち止まることも不可能なほど。梅田には1日、250万人以上(広島県の人口に相当)が集まるそうです。 入り口の壁画は保存するらしいですが、この雰囲気を再び取り戻せるのでしょうか。 時代の流れゆえ、なのかもしれませんが、阪神間モダニズムに大きく貢献してきた阪急。いったいどこに行こうとしているのだろう。 宝塚でもいじ