【読売新聞】 玩具大手のタカラトミーアーツは、ホンダの高級スポーツカー「NSX」のエンジン音が流れる自動車形のぬいぐるみを28日に発売する。「スポーツカーに乗ると赤ちゃんが泣きやむ」というSNS上の書き込みが製品化のきっかけになった
メスがオスの求愛をいったん拒否した後、受け入れて交尾する脳の仕組みをショウジョウバエの実験で明らかにしたと、名古屋大のチームが発表した。哺乳類にも似た構造があり、人の愛情や絆が生まれる仕組みの解明につながる可能性があるという。論文が2日付の米科学誌「カレント・バイオロジー」に掲載された。 求愛行動を取る動物の多くは、オスが求愛を繰り返すことでメスが受け入れる。しかし、この行動を制御する脳の仕組みはよくわかっていなかった。 名古屋大の上川内(かみこうち)あづさ教授と石元広志特任講師は、メスのショウジョウバエの脳で、オスの求愛を拒否する行動を促す神経細胞(拒否ニューロン)と拒否行動を弱める神経細胞(受容ニューロン)を発見、これらの働きを詳しく調べた。 オスが羽をふるわせるなどして求愛すると、メスの脳では拒否ニューロンが活性化。メスは逃げたり、オスを足で払いのけたりした。 一方で、拒否ニューロン
栃木県警日光署は4日、同県日光市中宮祠の華厳の滝付近で男性の遺体を収容したと発表した。男性は年齢不詳で、身長約1メートル70。黒いポロシャツに半ズボン、黒のスニーカーを身につけていた。自殺とみられ、同署が身元の確認を進めている。 遺体については、9月1日に県警のヘリコプターが発見していたが、滝の上部から約60メートル下の岩場で、収容は困難と判断。このため10月4日早朝から、トレーラーなど大型重機9台を投入し、県警機動隊や土木工事会社の作業員ら約75人で、収容作業を実施した。重機の輸送に伴い、同日午後2時から3時半まで、第2いろは坂(国道120号)の馬返しから二荒橋までの通行規制も実施した。 同様の作業は2002、03年にも実施。約300万円の費用がかかり、身元が判明し次第、遺族に請求されるという。
通票を確認する鉄道事故調査官(左、高知市で) 高知市のとさでん交通伊野線朝倉停留場付近で25日、単線区間に下りの路面電車(1両)が誤って進入して上り電車(1両)と37メートルまで接近する事案があり、国の運輸安全委員会は事故につながりかねない「重大インシデント」と判断、鉄道事故調査官2人を26日に同社に派遣した。同社は2016年にも近くで同様のミスを起こしており、委員会は運行管理の見直しを求めていたが、費用がかかるとして従来方式を続けていた。 発表では、25日午前11時45分頃、行き違いができるよう複線になっている停留場を下り電車が出発して単線区間に進入、前方の上り電車に気付き140メートル手前でブレーキをかけて停車。その後、安全確認をしながら37メートルまで接近した。上下計12人の乗客にけがはなかった。 本来は下り電車が複線の停留場で待機し、上りの電車から単線区間に入るための「通票」と呼ば
積雪期が終わり、盛岡市が道路にできた穴の補修に追われている。 積雪でしみ込んだ水分が凍って路面が隆起する「凍上現象」と、雪解け後の交通量の増加が影響しているとみられる。市道の破損は推定約4800か所で、車のタイヤがパンクする被害も出ている。 「タイヤが穴に入るとかなりの衝撃。運転しづらい」。盛岡市のタクシー運転手の男性(43)が困惑顔を見せた。運転手になって約10年だが、「こんなに穴が多かったことはない。早く直してほしい」と訴える。 市は2~3月、市道の穴を埋めるためにアスファルトの補修材(1袋20キロ)を約3400袋(約3400か所分)用意。ほかに業者に1370か所の補修を指示しており、市道の破損箇所は推定で計約4800か所に上るという。 凍上現象では、経年劣化によるアスファルトのひびから雪解けの水分が入り込み、気温の低下で凍結・膨張して路面のひびが隆起する。気温が高くなる3月に交通量が
野生大麻が多く自生する北海道内で、今年も保健所や自治体による除去作業が行われている。 野生大麻は生命力が強く、毎年、人海戦術で抜き取り作業を続けているが、除去が追いつかないのが現状だ。 「どれだけ抜いてもまた生えてくる。生えては抜いての繰り返しだ」。7月7日に津別町で行われた野生大麻の除去作業。町職員の男性はため息をついた。 大麻が自生していたのは民有地の2か所。廃屋の裏手と、そこから数キロ離れた小麦畑脇の土手で、青々とした大麻が人の背丈まで育っていた。真夏の陽光が照りつける中、道や町の職員ら約25人は汗だくになって1本ずつ根っこから抜き取り、軽トラックの荷台に積み重ねていった。 この日、同町で除去された大麻は昨年の10倍にあたる8081本、重さ280キロ。その日のうちに町内の最終処分場に埋却された。
急速に普及が進んだ発光ダイオード(LED)照明が、ラジオや、消防や鉄道の無線、鍵を差し込まなくても車に乗れる電子機器「キーレスエントリー」など幅広い分野で、通信障害を引き起こす可能性があることが、北陸総合通信局(金沢市)の調べでわかった。 LED製品に関する規制はあるが、原因となる不要電波を完全に取り除くのは難しく、同局では「個別に対応していくしかない」としている。 「消防用無線に断続的に雑音が入り、業務に支障が出ている」。管内の消防署からの申告を受け、同局は2013年9月に調査を開始。15年7月、消防署から約100メートル離れた場所に設置されたLED電光掲示板から出る不要電波が原因だと突き止めた。 調査に2年近く要した理由として、担当者は「影響が出たり出なかったり不規則な場合は、原因の特定に時間がかかる」と話す。同局によると、通信障害を起こす不要電波は、調光や省エネのために電源が高速でオ
トヨタ自動車グループは、ドライバーが急病などで運転できなくなった場合、車を自動で路肩に停止させる技術を2020年をメドに実用化する方針だ。 大阪・梅田で2月に起きたような暴走事故を防ぐ狙いがある。 トヨタ系自動車部品大手のアイシン精機などが開発中のシステムは、ハンドルの後ろに設置したカメラと赤外線センサーがドライバーの顔の向きやまぶたの開閉、運転姿勢などを監視。体が大きく倒れるなど異常が続いた場合、音声で警告した上で、反応がない場合、自動運転に切り替わって車を路肩に停止させる仕組みだ。 アイシンが2月末、北海道 豊頃 ( とよころ ) 町の運転試験場で報道陣に公開した実験車は、自動運転に切り替わった後、約3秒で安全に停止した。
ツイッターやフェイスブック、LINEなど、若者の圧倒的支持を得るSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)。若者たちはもはや、SNSなしでは生きていけない様子だが、世のオトーサンやオカーサンも負けていない。日々の出来事をどんどん公開して、知人たちとの交流を楽しむようになった。ところが、SNSのちょっとした作法を知らないために、友人たちから嫌がられている中高年も多いらしい。そこで今回は、中高年にも利用者が多いというフェイスブックで総スカンを食わないために注意すべき5つの行為を、WEBマーケティングコンサルタントの松村潤二郎氏に指南してもらった。 全世界で十数億人のユーザーがいるFacebook(フェイスブック)。日本国内でも2000万人をはるかに超える登録者がいると言われています。 みなさんの中にも、生活の中ではもちろん、ビジネスなどにおいても上手に活用し、なくてはならない存在になって
経営立て直しを進める東芝が、炊飯器など小型白物家電を開発・生産する国内拠点を、売却する方向で検討していることが24日、分かった。 海外の白物家電生産拠点は既に売却の検討に入っており、国内拠点も売却すれば、すべての白物家電の生産拠点を売却することになる。 室町正志社長はこの日、読売新聞の取材に対し、「東芝の中に(白物家電事業を)残すという選択肢はほとんどない」と述べた。急速な財務悪化で、設備投資の余力が限られているためとみられる。家電を手がける東芝子会社「東芝ライフスタイル」が保有する関連会社株の過半数を手放す案が有力となっている。 白物家電の生産拠点は、国内は新潟県、海外は中国、タイ、インドネシアにある。このうちインドネシア工場は、中国家電大手「スカイワース」に売却することを明らかにしている。他の拠点についても、売却を模索してきた。
爆発の衝撃で窓ガラスが割れるなどした給食調理室(18日午後4時17分、青森県黒石市立六郷小学校で)=平出正吾撮影 18日午後3時頃、青森県黒石市三島、市立六郷小学校1階の給食調理室で爆発が起き、がれきの下敷きになった同市の調理員木立清子(きだちせいこ)さん(55)が死亡した。 このほか、室内にいた男性作業員(47)と40歳代の女性調理員2人、室外にいた同小5年の男子児童(10)と4年の男子児童(10)の計5人が負傷した。 県警などによると、男性作業員が調理室で害虫駆除のため、殺虫剤に火をつけたところ爆発が起きたという。作業員と調理員2人が顔などにやけどを負い、児童2人はガラスの破片で軽傷を負った。県警は業務上過失致死傷の疑いもあるとみて事故原因を調べている。
3日午前5時10分頃、富山県小矢部市の北陸自動車道上り線の小矢部川サービスエリアで、高速バスが止まっていた大型トラックに衝突した。 同県警によると、バスに乗っていた男性運転手2人のうち1人と乗客男性の計2人が死亡、このほかバスの乗客と大型トラックの運転手の計25人が病院に搬送された。 バスは宮城交通(仙台市)の高速乗り合いバスで、仙台市から金沢市方面に向かっていた。
富士重工業は主力乗用車「レガシィ」のうち、ワゴン車の「ツーリングワゴン」を2014年内に廃止する。 1989年の登場以来、アウトドア向けの「RVブーム」を先導してきたが、最近はワゴン車の人気低迷などで販売が落ち込んでいた。 セダン「B4」と、車高の高いスポーツ用多目的車(SUV)「アウトバック」は存続させる。富士重工は14年内に、レガシィより一回り小さい新型ワゴン車「レヴォーグ」を発売し、新たな需要を掘り起こす考えだ。 レガシィは、独自の水平対向エンジンと四輪駆動を採用し、96年度には国内販売が年9万台を超えたが、2012年度は2万4207台に落ち込んでいる。
東京都三鷹市で高校3年の女子生徒が刺殺された事件の発生でストーカー犯罪への関心が改めて高まる中、増加傾向にあるストーカー被害の中でも、60歳以上の加害者が急増していることが、警察庁への取材でわかった。 加害者の大半は男性で、10、20、30、40、50歳代の各増加率は昨年までの10年間で1・5~2倍だが、60歳以上は3・8倍。専門家は「背景に高齢者の社会での孤立化があり、対策が急務だ」と指摘している。 同庁の調査では、摘発(逮捕、書類送検)や警告のほか、相談を含む全体のストーカー被害は昨年、過去最悪の1万9920件で、2003年の1・6倍に増え、加害者を年代別にみると、20、30、40歳代で毎年、全体のほぼ6割を占める。60歳以上は1割以下だが、03年に60歳代が383人、70歳以上が90人だったのが、12年は1329人(3・4倍)と505人(5・6倍)にそれぞれ増えた。 ストーカー被害に
1日午前11時30分頃、横浜市緑区中山町のJR横浜線鴨居―中山駅間の川和踏切で、線路上に倒れていた同区の男性(74)を助けようと踏切内に入った同区台村町、会社員村田奈津恵さん(40)が、下り普通電車にひかれ、死亡した。 男性は鎖骨骨折などの重傷だが命に別条はないという。 男性が線路上に倒れていた経緯を含め、緑署が事故の状況を調べている。 発表によると、現場は警報機と遮断機のある幅約10・8メートルの踏切。 村田さんは父親の恵弘さん(67)が運転する乗用車の助手席に乗り、踏切前で電車の通過を待っていたが、線路に倒れていた男性に気づいて車を降り、遮断機の下りた踏切内に入ったという。男性はレールの内側に倒れており、その上を電車が通過したとみられる。 踏切は中山駅の南東約250メートル。周囲に商店や住宅が立ち並び、交通量は多い。 JR東日本横浜支社によると、この事故で同線は上下線10本が運休、14
滋賀県は12日、野洲市北桜の県森林センターの裏山で、最悪の場合、命にもかかわる猛毒キノコ「カエンタケ」が見つかったと発表した。 甲賀市水口町の「みなくち子どもの森自然館」近くの山中でも確認されており、県は「見かけた場合、絶対に触れないように」と注意を呼び掛けている。 同センターによると、カエンタケは触れると皮膚がただれ、食べると運動や言語の障害を引き起こし、死亡するケースもある。 県森林センターは8日、センター近くの山中の3か所で見つけた。カエンタケは一般的には3~15センチの大きさで、円筒形で人の指のような形にも見える。表面は赤色やオレンジ色だ。1999年には新潟県で死亡例の報告があり、90年代には各地で中毒例があった。 カエンタケは高温多湿を好み、梅雨から秋にかけて繁殖し、今が繁殖のピークとみられる。 センターは「県内のほかの場所でも繁殖している可能性がある。子どもが珍しがって触らない
金沢市の「アパホテル金沢駅前」でシンドラーエレベータ社製のエレベーターに清掃作業員が挟まれ死亡した事故で、石川県警は1日、死因は窒息死と発表した。 肋骨(ろっこつ)も折れていたという。県警は、シンドラー社の中部支社(名古屋市)と、メンテナンス会社「日本エレベーター工業」(金沢市)を業務上過失致死容疑で捜索。金沢東署に捜査本部を設置し、構造や保守点検などに問題がなかったかどうか調べている。 県警が同僚女性(63)から聞き取った話によると、死亡した前多外志子(としこ)さん(63)と女性は10月31日午後2時50分頃、ホテル4階で、帰宅するため、業務用エレベーターに乗って1階に向かうつもりだった。 ドアが開き、前多さんが先に入ろうとしたが、上昇したかごにつまずいて倒れ、上半身がかごの中に入った。エレベーターはそのまま上昇し、入り口の枠に胸などを挟まれた。 前多さんは「痛い、痛い」と声を上げ、足を
遠隔操作型とみられるウイルスに感染した男性2人のパソコンから犯罪予告のメールが送られるなどした事件で、大阪府警に逮捕されたアニメ演出家の男性(43)(釈放)が、大阪市のホームページ(HP)に送られた犯罪予告メールについて、「文面にある『ヲタロード』という言葉さえ知らないし、市のHPも見たことがない」と周囲に話していることが、関係者への取材でわかった。 男性は「警察、検察の取り調べでも伝えたが、全く聞く耳を持ってくれなかった」とも訴えているという。 関係者によると、男性は7月中旬、ノートパソコンに買い替え、無料ソフトを数本ダウンロード。問題のメールが送られたのは、その後の同29日だった。 男性は8月26日の逮捕まで10回前後、府警に任意で事情聴取された。「第三者がメールしたに違いない」「脅迫文の書き込み自体知らない」などと無実を訴えたが、逮捕。府警や大阪地検からは「IPアドレスという確証があ
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