高速乗り合いバス、運賃や便数設定柔軟に 格安ツアーバスへの巻き返し図る 産経新聞 12月8日(土)22時12分配信 高速バスの競争が激化している。路線バスの位置づけで国土交通省の規制がある電鉄系の高速乗り合いバスに対し、旅行業者の貸し切りのため運賃設定の規制がない高速ツアーバスが台頭していた。高速ツアーバスは4月に群馬県の関越自動車道で46人が死傷した事故を起こして安全性が問題となり、規制の強化で高速乗り合いバスへの移行が決定。一方、高速乗り合いバスは増便や運賃値下げなどの自由度が拡大した。従来型の高速ツアーバスは姿を消すが、価格や便数で選択肢が増える高速乗り合いバスの登場で利便性が向上しそうだ。 道路運送法が適用され、運賃などを国交省に申請する必要がある高速乗り合いバスは、格安を売りにする高速ツアーバスに押されてきた。一方、旅行業者による高速ツアーバスに適用されるのは旅行業法のため、こ