Zepp Tokyoで行われた乃木坂46のワンマンライブ(の夜公演)に行ってきた。このライブの素晴らしさを、あの場に居合わせなかった人に伝えるのは難しい。乃木坂46のファンでない人に伝えることはもっと難しい。いや、他ならぬこの自分にさえ確かな手触りを持って伝えることすら難しいのかもしれない。なぜなら、たった1年前にこの身を全て捧げてもいいと思えたアイドルが、いまやクソほどの価値も感じない、という経験を自分は過去にしているのだから……。なのでいまから1年後にも変わらずこの日のライブを素晴らしかった思える自分でいられるかどうか、何一つ確証はない……。愛は、瞬間の中にしか存在しない――そんな、広告代理店が考えそうな手垢にまみれた惹句には一つの真実が宿っている。 そんなことはさて措き、レポを書こうと思う。この日は、女性・親子席で観た。なぜそんな席で観たのか。自分は身長が低いのでライブハウスでは満足