ITビジネスにおいて、必要な商品(機器、サービスやパッケージソフト)を他社より「卸し」を受けて顧客に販売したり、逆に自社の商品を営業力のある他社に「卸し」て販売してもらうケースはよくあると思います。 一般的にそうした取り組みを「販売代理店制度」や「販売パートナー制度」と呼んだりしますが、法律上、「販売店」契約と「代理店」契約は全く別のものです。別に契約書名が「販売代理契約書」であってもいいのですが、その実態が「販売店契約」なのか「代理店契約」なのか、注意する必要があります。今回はその違いについて整理してみました。 この記事での用語の定義 販売店契約とは 代理店契約とは 販売店契約と代理店契約の違い 販売店契約締結時の注意 この記事での用語の定義 機器やサービス、パッケージソフトウェアを商品とします。 商品の開発や製造元を販売元会社とします。 最終的にその商品を利用するエンドユーザを顧客とし