ブックマーク / nazology.net (119)

  • 植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー

    べることで相手の遺伝子を取り込む…。 そんなSFのような現象が動物と植物の間に起きていたようです。 3月25日に『Cell』に掲載された論文によれば、コナジラミと呼ばれる小さな昆虫の遺伝子に、植物の遺伝子が紛れ込んでいることが判明したとのこと。 種の壁を超えた遺伝子の移動は菌類同士などではよく起こり得ますが、植物と動物という根から大きくかけ離れた種間の遺伝子移動が確認されたのは、コナジラミ以外、あまり知られていません。 コナジラミはいったいどんな遺伝子を植物から盗んだのでしょうか? PLANT DNA FOUND FOR THE FIRST TIME IN ANIMALS, BIZARRE STUDY REVEALS https://www.inverse.com/science/plant-dna-found-in-animal-dna-study Aphid-Like Insect

    植物の遺伝子を「食べる」ことで獲得した昆虫を発見! 植物から動物へ遺伝子が水平伝播する - ナゾロジー
  • 逆転の発想!「ハネのない風力発電機」が普及するかもしれない 都市部でも風力発電を可能に - ナゾロジー

    従来の風力発電の仕組みは、「ハネで風を受けてタービンを回転させる」というもの。いわゆる「風車」がこれに該当します。 風力発電はクリーンな電力を生み出しますが、設置場所が限られていたり、鳥たちがハネの犠牲になったりします。 そこでスペインの企業「Vortex Bladeless」は、ハネなしで風力発電する新タービンを考案しました。 どこにでも設置でき、簡単に風から電力を生みだす革新的な装置を開発したのです。 Can we get wind power without the blades or the actual wind? These startups believe so https://www.zmescience.com/science/can-we-get-wind-power-without-the-blades-or-the-actual-wind-these-startup

    逆転の発想!「ハネのない風力発電機」が普及するかもしれない 都市部でも風力発電を可能に - ナゾロジー
  • 南極の氷の下には「化石化した森」が広がっている 超大陸ゴンドワナの遺物 - ナゾロジー

    1833年、南極で初めて木の化石が見つかりました。それ以来、いくつかの調査によって、南極の氷の下には「化石化した森」が広がっていると分かっています。 そして最近、オーストラリア・メルボルン大学地球科学部に所属するAnne-Marie P.Tosolini氏ら研究チームは、南極大陸の化石調査により、かつて生育していた植物の多様性を明らかにしました。 これにより当時の気温や天候、植物の種の移動を詳しく知ることができたのです。 研究の詳細は、2月付けの科学誌『Review of Palaeobotany and Palynology』に掲載されました。

    南極の氷の下には「化石化した森」が広がっている 超大陸ゴンドワナの遺物 - ナゾロジー
  • 強力な「カーボンナノチューブの人工筋肉」が開発される - ナゾロジー

    人工筋肉と言うと肉でできた生体部品というイメージが湧きますが、実際に現在研究されている人工筋肉はカーボンナノチューブ(以下、CNT)の糸で作られています。 1月29日に科学雑誌『Science』で発表された新しい研究は、このCNTの人工筋肉に革新的な技術を見出し、同じ重量の人間の筋肉の実に29倍の能力を得ることに成功したと報告しています。 CNT繊維による人工筋肉は、さまざまな制約がありましたが、研究はそうした問題の多くを解決させるものになるようです。

    強力な「カーボンナノチューブの人工筋肉」が開発される - ナゾロジー
  • 磁場の加速で10倍速く人類を火星に運ぶ「プラズマロケット」を物理学者が発明 - ナゾロジー

    アメリカ・エネルギー省プリンストンプラズマ物理研究所に所属する物理学者ファティマ・エブラヒミ博士は、新しいプラズマロケットを考案しました。 彼女によると、磁場を使用してプラズマ粒子を噴射させる新しいロケットは、電場を用いた従来のロケットよりも10倍速くなるとのこと。 詳細は、12月21日付けの科学誌『Journal of Plasma Physics』に掲載されました。

    磁場の加速で10倍速く人類を火星に運ぶ「プラズマロケット」を物理学者が発明 - ナゾロジー
  • 今年5月、17年周期で大量発生する「素数ゼミ」がアメリカに出現予定 - ナゾロジー

    今年、アメリカの中・東部で17年周期の「素数ゼミ」が大量発生する予定です。 バージニア工科大学の調べでは、各地域ごとに数百万単位で出現し、それが5月中旬〜6月下旬まで続くと見られます。 とんでもない数のセミがいっせいに大合唱するため、深刻な騒音が懸念されています。 Expect Trillions of Brood X Cicada To Invade the US After Hibernation For 17 Years https://www.sciencetimes.com/articles/29254/20210122/expect-trillions-brood-x-cicada-invade-hiding-17-years.htm

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  • 父親の精子から90%の精度で自閉症の子どもを出産するか分かる - ナゾロジー

    自閉症スペクトラム障害(略称:ASD)の有病率は年々増加しており、米国疾病予防管理センターによると1975年では5000人に1人の割合だったのが、2014年には68人に1人になっているとのこと。 しかし自閉症の原因は依然として謎のままです。 ところが、ワシントン州立大学(アメリカ)生物科学部門のマイケル・スキナー氏ら研究チームが、1月7日付の科学誌『ClinicalEpigenetics』にて、自閉症の子どもをもつ父親の精子から、子孫の自閉症に関連するゲノム特徴を特定したと発表。 これにより、父親の精子から90%の精度で自閉症の子どもを産んだかどうか予測できました。 >参照元はこちら(英文)

    父親の精子から90%の精度で自閉症の子どもを出産するか分かる - ナゾロジー
  • 脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー

    感情を強制起動する脳のツボ脳に電気刺激を与えてうつ病を治す技術が大幅な進歩をみせている / Credit:Canva脳は心臓と同じく、電気的な臓器です。 そのため近年、うつ病患者に対して脳に電気刺激を行う手法が着目されています。 ただ既存の電気刺激法は非常に大味であり、脳全体に大電流を流す方法がメインでした。 そこでカリフォルニア大学の研究者たちは、5年もの長期に及ぶ臨床試験の結果を元に「神経マッピング技術」を開発しました。 この神経マッピング技術は脳の各地に差し込んだ電極から、患者一人一人の神経回路の特性を認識し、その患者にとって最適な治療部位(刺激場所)をピンポイントで探し出すように設計されています。 そして今回、マッピング技術の性能を確かめるために、難治性うつ病に苦しむ36歳の女性患者に対して、はじめての試験が行われました。 その結果は、まさに驚きでした。 女性患者は覚えている限り5

    脳に埋め込んだ電極で「うつ状態」から「喜びに満ちた状態」へ感情を移行させることに成功 - ナゾロジー
  • 現代物理学を支えていた「超対称性理論」に崩壊の危機が迫る!CERNが検証 - ナゾロジー

    事件の当人である素粒子たち私たちの宇宙は「物をつくる粒子」と「力をつたえる粒子」からできている / Credit:九州大学超対称性の話を理解するには、まず素粒子が何かを知らなければなりません。 というと、なにやら難しそうな雰囲気を感じるかもしれませんが、内容は極めてシンプル。 結論から言うと 「私たちの宇宙」=「物を作る粒」+「力をつたえる粒」 という簡単な足し算が元になります(ヒッグス粒子は力をつたえる粒子の仲間で質量を作っています)。 例えば地球と太陽の場合。 地球と太陽は「物を作る粒」の巨大な塊です。 しかし「物を作る粒」を集めただけでは、地球は太陽の周りをまわってくれません。 地球が一定の距離をとって太陽の周りをまわるには「力をつたえる粒」(この場合は重力)が必要になるのです。 具体例を地球と太陽ではなく、磁石と鉄、電池と電球にしても 「私たちの宇宙」=「物を作る粒」+「力をつたえ

    現代物理学を支えていた「超対称性理論」に崩壊の危機が迫る!CERNが検証 - ナゾロジー
  • 100匹の群れで狩りをする「デンキウナギ」を初確認! そのシビれる狩猟法とは?(ブラジル) - ナゾロジー

    南米アマゾンに生息する「デンキウナギ」は、1匹で860ボルトの電流を発生させられます。 彼らは単独で狩りをするのが基ですが、このほど、ブラジルの熱帯雨林で群れをなして狩りをするデンキウナギが初確認されました。 撮影された映像では、死の電気ショックを浴びた大量の小魚が、いっせいに水面に飛び上がる様子が見られます。

    100匹の群れで狩りをする「デンキウナギ」を初確認! そのシビれる狩猟法とは?(ブラジル) - ナゾロジー
  • 魚ロボットによって「魚が群れで泳ぐ理由」がやっと解明される! - ナゾロジー

    エネルギー節約説の実験的証明は困難だった物体を一定の高さまで持ち上げる仕事量とは異なり、魚の消費エネルギーを測定するのは難しかった / Credirt:Nature communications魚が群れる理由として、絵『スイミー』でもお馴染みの「捕者に対する防御」と共に「エネルギー節約説」が、常に語られてきました。 エネルギー節約説とは、群れの内部にいる魚は前を行く魚のお陰で水の抵抗が少なくなり、同じ移動距離でも必要なエネルギーを節約できるとする説です。 マラソンにおいて古くから知られている「前の人の後ろにぴったり張り付く」と空気抵抗が少なくなって有利になる…とする戦術の水中版とも言えるでしょう。 しかしながら、現在に至るまで、そのエネルギー節約説を実験的に証明した研究はほぼありませんでした。 先行する既存の研究は、どれもシミュレーションや紙面での演算ばかりだったのです。 その主な原因

    魚ロボットによって「魚が群れで泳ぐ理由」がやっと解明される! - ナゾロジー
  • お米に含まれる「ヒ素」のみを"栄養源を流さずに除去する炊飯方法”をついに発見! だれでもすぐに実践可能 - ナゾロジー

    お米に含まれる「ヒ素」のみを”栄養源を流さずに除去する炊飯方法”をついに発見! だれでもすぐに実践可能 お米は日卓に欠かせない材である一方、高濃度の「ヒ素」を含むことが知られています。 毒性の強いヒ素は、長期間摂取しつづけることで発がんや心血管疾患の発症リスクを高めるのです。 農家や専門家たちはこれまで、お米の栄養素を維持しつつ、ヒ素だけを除去する方法を模索してきました。 そして今回、イギリス・シェフィールド大学により、ヒ素だけを効果的に減少させる簡単な炊飯方法がついに発見されました。 特別な器材も必要なく、70%以上のヒ素を除去できるとのことです。 研究は、10月29日付けで『Science of the Total Environment』に掲載されています。

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  • 重度の脳障害患者が「睡眠薬」によって、逆に"意識を取り戻す"事例が報告される - ナゾロジー

    無動無言症は起きているのに意識が閉ざされている無動無言の状態では意識そのものは傷ついていない場合がある / Credit:ナゾロジー8年前、20代後半だったリチャード氏はアルコール乱用の病歴があり、ある日喉を詰まらせて酸素不足に陥り、脳に重度の障害を負いました。 結果、リチャード氏は生きてはいましたが、もはや意図的に話すことも、べることも、トイレにいくこともできなくなってしまったとのこと。 多くの場合、このような状態に陥った患者は同時に深い昏睡状態に陥りますが、彼は違いました。 リチャード氏が陥った状態は医学的に無動無言症と言われており、通常の人間のように眠ったり起きたりするものの、知的・意図的な動作が失われる、きわめてまれな状態だったのです。 知的・意図的な動作が失われた彼は、車椅子の上で栄養を供給するチューブと排せつ物を誘導するチューブにつながれたまま、回復の兆しが見えず、絶望的な状

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  • カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー

    ドイツ・テュービンゲン大学・神経科学研究チームは、24日、「カラスにヒトと同じ主観的意識の存在が初めて認められた」と発表しました。 『Science』に掲載された実験では、カラスがスクリーン上に表示された視覚刺激に対し、意識的に知覚・判別できることが示されています。 こうした意識構造は、ヒトを含む霊長類でしか確認されておらず、鳥類では初のことです。 研究主任のアンドレアス・ニーダー教授は「この結果は、意識の起源と進化について新しい見方を切り開くもの」と述べています。

    カラスにも「自意識」があることを初めて実証!生物の主観は”大脳皮質”がなくても発生可能だった - ナゾロジー
  • マレーシアのケーキ断面に現れる「幾何学」模様。ケーキ職人の"数学的思考力"に驚き - ナゾロジー

    幾何学模様が美しいラピス・サラワクケーキCredit:atlasobscuraラピス・サラワクケーキ(マレー語: kek lapis Sarawak)の名称は、マレー語の「層(lapis)」とマレーシアのボルネオ島の北西海岸に位置する州の名前「サラワク(Sarawak)」、そして「ケーキ(kek)」から来ています。 つまり、「サラワク州の層状ケーキ」というわけです。 その名が意味する通り、このケーキは多くの層からなっています。もちろん、単純な層状ケーキも数多く存在していますが、その中でもひときわ際立っているのが、幾何学模様に層を重ねたケーキです。 このケーキは比較的新しいデザートであり、1970年代から1980年代にかけてインドネシアのベタウィ族がサラワクの人に層状ケーキを紹介したのが始まりです。 紹介されたケーキは、バター、小麦粉、卵からなるスポンジ生地に、シナモン、カルダモン、クローブ

    マレーシアのケーキ断面に現れる「幾何学」模様。ケーキ職人の"数学的思考力"に驚き - ナゾロジー
  • 太陽光発電によってヘロインが爆発的に増加した理由(アフガニスタン) - ナゾロジー

    アフガニスタンではここ数年でソーラーエネルギーが利用され、農業が大きく発展している農業の発展はケシ畑を増大させたため、5年でアヘンの生産量は2倍以上に増加近年、アヘンから作られる麻薬ヘロインが世界中で増加 私たちが利用している「無害」なテクノロジーは、見方によっては「無害ではない」かもしれません。 近年、アフガニスタンのヘロイン産業は拡大しており、その背景には太陽光発電によるソーラーエネルギー利用が大きく関わっているようです。 BBCの記者ジャスティン・ロラット氏は、アフガニスタンのケシ畑を訪れ、太陽発電の与える影響を異なった角度から警告しています。 ソーラーパネルの広がりソーラーパネルを利用した太陽光発電は、現在世界中で活用されており、私たちの多くが「無害な」発電方法だと感じています。 アフガニスタンにソーラーパネルが導入されたのは2013年のことであり、それ以降、ソーラーパネルの設置数

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  • 関東人と関西人は遺伝子から違う?日本人は8つの遺伝的グループに分かれているという研究 - ナゾロジー

    これまでの研究によって、人種間の遺伝子には少なくない違いがあることが明らかになってきました。 熱さへの耐性、寒さへの耐性、渇きへの耐性、低酸素環境への耐性など、様々です。 医薬品の効き目などもその一つであり、人種によってかなり効果が異なることが明らかになりつつあります。 しかし最近の研究により、同じ国に住む同じ民族でも、地域によって薬の効き目などが異なることがわかってきました。 そのような地域差は文化に由来するものだと考えられてきましたが、十分な科学的根拠は存在しませんでした。 そのため今回、日人の研究者によって国内における、大規模な地域間の遺伝子の差が調べられることになりました。 予想が正しければ、地域間の遺伝子差は(人種程ではないにしても)身体的な差にも大きく影響しているはずです。 ただ地域差は人種差に比べて違いがわずかであり、これまでのような人間の認識力だけでは区別できません。分析

    関東人と関西人は遺伝子から違う?日本人は8つの遺伝的グループに分かれているという研究 - ナゾロジー
  • 虫歯は自然に治す時代へ!歯の細胞自体を再生する治療法の臨床試験に成功 - ナゾロジー

    「チデグルシブ」という化合物により、歯の細胞自体を再生することで、従来の詰め物治療が不要になる詰め物は、歯の強度を弱めたり、詰め物自体の修復治療が必要だったりと、デメリットも多いチデグルシブは、コラーゲン状のスポンジと一緒に虫歯部分へ埋め込むだけで、あとは自然に再生する 現在の虫歯治療は、詰め物での対処がほとんどですが、これは歯の強度を弱める原因となります。また、劣化すると取り替えなければいけません。 詰め物は便利なようで、意外とデメリットも多い治療法です。 しかし近年、歯の細胞を再生することで虫歯が自然治癒される方法が可能になりつつあります。 これは「チデグルシブ(Tideglusib )」という化合物を用いる方法ですが、これまではまだマウスでの試験段階にありました。 ところが今回、KCL(キングス・カレッジ・ロンドン、英)の研究チームが、ついに人での臨床試験に成功したようです。 研究の

    虫歯は自然に治す時代へ!歯の細胞自体を再生する治療法の臨床試験に成功 - ナゾロジー
  • 誰も気づかないうちに、謎の「地震波」が20分も世界を駆け巡っていた – Nazology

    Point ・地震研究家が最初に見つけ、ツイッターで報告した世界に広がる謎の地震波が、話題を呼んでいる ・発信元はアフリカ南東部のマヨット島沖。原因となるような有感地震はなく、いくつかの普通ではない特徴を持っていた ・スロー地震や、マグマ溜まりでの反響など様々な説は出ているが、その原因は依然謎 それは11月11日の朝、世界標準時間の9時30分のことです。世界中を、謎の地震波が駆け巡りました。 振動の中心は、フランスの海外県のマヨット島です。振動はアフリカ各地で観測され、インド洋、太平洋を横断してチリやニュージーランド、ハワイやカナダでも観測されています。 しかし奇妙なことに当初、専門家含め、誰もその地震波に気づかなったのです。そう、一人の愛好家以外は。その発見者とは、アメリカ地震調査所のリアルタイム地震波を見ていた、地震研究家です。彼はまず、@matarikipaxというIDでツイッター上

    誰も気づかないうちに、謎の「地震波」が20分も世界を駆け巡っていた – Nazology